大会名: KONYA
MTB CUP
開催日: 2019年6月16日
開催場所: トルコ・コンヤ
カテゴリー: UCI
Class1
リザルト: 7位
天 候: 晴れ
コースコンディション: ドライ
ギリシャからトルコに移動し、さらなるUCIポイントの獲得を目標にトルコ・コンヤでのUCI Class1 XCOレースに参戦。結果、7位となって先週を上回る16Pの獲得に成功。しかしレース内容としては終始キレのない走りでベストパフォーマンスからは遠く、表彰台も狙えたレースだけに悔いの残る結果となった。以下がレースレポートです。
コンヤでのレースは2年前にも参戦し、その時はクラス3ながら表彰台に上ることができた。今回はクラス1なので当然レースのレベルは上がっているが、最前列に並ぶ選手は先月のセルビアでのステージレースでは勝つことができた選手たち。ポイント獲得だけでなく表彰台が狙えるレースとして意気込んでいた。しかしながらギリシャでのステージレース以降、なかなか疲れが抜けずに練習で良い感覚を得ることができずに不安があったのも事実。今思えば完全に回復に専念する方向で調整すれば良かったが、脚のだるさが残ったまま当日を迎えることになってしまった。
2列目からスタート。短い直線の後に直角コーナーを抜けて登りが始まるので、できるだけスピードを落とさずにコーナーをクリアしたい。イン側は詰まると読んでアウト側に並んでいたことが功を制し、ポジションを上げて6番手あたりでスタートループを通過。ここから7周回のレース。最初の登りで早くも身体の重さを感じて先頭集団から遅れを取るが、なんとか粘りながら先頭集団の後方でレースを進める。
急勾配の下りで前走者が落車し、避けるのに手間取っている間に先頭パックとは差が開いてしまう。脚があれば十分に追いつける差であるが、登りで踏めていない自分は差を詰めることができずに単独で遅れてしまう。2周目を単独8番手で走ることになり、先頭パックとは一気に差が開いてしまう。
レース中盤にトルコの選手に追いつかれる。苦しい展開だがここでこの選手に付いていけなければレースが終わってしまうと気持ちを入れ直す。アスファルトの登りが速い選手で一旦は千切れかけるが、シングルトラックは自分の方が速いのでなんとかパックで走ることができた。前から落ちてきたウクライナの選手を抜いて7位に上がる。一緒に走ってきたトルコの選手もシングルトラックで差を広げ、単独7位となってラスト2周。
30秒先にカザフスタンの選手がいると教えてもらうが、その姿はなかなか見えてこない。最後まで諦めずにプッシュし続けたが順位を上げることはできず、7位でのフィニッシュとなった。
ギリシャでの疲労を上手く抜くことができずに調整に失敗し、悔いの残るレースとなってしまった。しかしながら厳しい内容の中でもメンタル面では崩れず、この日の自分にできる最大限の結果を残してポイントを獲得できたことは次に繋がる。中盤にトルコの選手に抜かれた時に諦めていれば順位を下げ続けることになっていたと思う。
オリンピック選考が始まった今、これから1年間に渡ってUCIレースの連戦がずっと続いていく。その中で今日のように上手くいかないレースも出てくるはずだが、調子が悪いからと諦めてしまえば大きく順位を下げることになって獲得できるポイントも少なくなってしまう。1点でも多くポイントを獲得するには、1年間、全てのレースで粘り強く戦い続けなければならない。
今回のレースは反省する点の方がずっと多いが、その日にできるベストを尽くすという点においては今後に繋がるレースができたと思っている。
日本に帰国してしっかりと体調を整え、次のUCIレースに万全の体調で臨めるように準備していきます。今回は15日間と長い遠征でしたが、何も不自由なくレースに集中できる環境を与えて下さったチームとスポンサー、そして日本から応援いただいた方々に感謝いたします。ありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。
TEAM BRIDGESTONE Cycling
沢田 時
使用機材
サスペンション SR
SUNTOUR AXON
シューズ
SHIMANO S-PHYRE XC9
ヘルメット Kabuto フレアー スペシャル・チームカラー
グローブ Kabuto PRG-5(ブラックレッド)
サングラス OAKLEY
Jawbreaker(PRIZM ROAD)
レース中:ピットインエネルギージェル
栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
VAAM
レース後:リカバリーメーカーゼリー
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