2019年6月18日火曜日

Salcano Arnavutkoy MTB Cup:レースレポート


大会名:            Salcano Arnavutkoy MTB Cup
開催日:   2019630
開催場所:  トルコ・イスタンブール
カテゴリー: UCI Class1
リザルト:        12
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

2019年も折り返しとなる6月の最終日、そして全日本選手権前としては最後となるレースをトルコ・イスタンブールで迎えた。このレースではオリンピック選考に向けたポイントの獲得だけが目的でない。アジア選手権でライバルとなる選手も複数エントリーしているため、彼らに競り勝って表彰台に乗ることを目標としていた。しかし結果は12位。望んでいたものからは大きく離れているが、スタートからの流れは今季一番のレースにできるチャンスを掴みかけていた。3週間後の全日本選手権では全てが噛み合うように、このレースの反省を次に生かしたい。
以下がレポートです。

前回のトルコ、コンヤでのUCIレースは疲労からのコンディションの低下で良い走りができなかったため、一度日本に戻ってしっかりと体調を整えてからトルコに戻ってきた。その甲斐あって試走の時から脚が軽く、非常に楽しみな気持ちで週末を迎えることができた。

このコースでは今回で3年連続の出場となるが、過去2回はいずれも乗車困難な超重馬場なマッドレースであった。3回目にして初めて晴れてドライコンディションのレースとなったものの、去年のレースで荒れて削れた路面がそのまま固まってしまっている状況。硬い路面でバイクを暴れさせないために空気圧を極限まで下げてレースに臨んだ。

2列目からのスタート。登り坂でのスタートであったので集団のスピードはあまり伸びないと考えて一番左端に並んだ。これが上手くいって最初の左コーナーで一気に順位を上げて4番手に浮上。その後の登りも脚のかかりは良く先頭集団でレースを進めていく。さらにメカトラがあった選手を追い抜いて3位に上がる。世界選手権20番台のオーストリアの2選手は早くも抜け出しにかかっているが、力の差を感じて追うことができなかった。表彰台を狙うセカンドパックでレースを展開していきたいが、身体も少しずつキツくなり始めて6番手に順位を下げて一周目を通過。


2周目。ここでパックになって展開できるかどうかでその後の順位がほぼ決まる。トルコの2選手に抜かれて登りで千切れかけるも、下りを全力で攻めてなんとか食らいつく。硬い路面からの衝撃に備えてセッティングしたSR SUNTOUR AXONのサスペンションに助けられた。
しかし登りでのキレが戻らずにずっと苦しい時間が続く。順位は8番手で単独となってしまい、さらに後ろから3人パックに追いつかれる厳しい状況。4周目にこのパックに抜かれたが、先ほどのように下りで挽回することもできずに大きくペースダウン。11番手に落ちてしまう。

ラスト2周。後ろからさらに2人の選手が迫ってきたが、これ以上に悪いレースにはできないと気持ちを入れ直す。レース中盤に比べれば登りも踏めるようになってきた。11位争いであっても、とにかく負けて終わるレースにはしたくない。

一旦は切れかけた集中力を取り戻してラスト1周。大きく離されていた10位の選手が見えてくる。
しかし最後の登りで踏み切る力が足りず、後ろから隙を突かれて抜かれてしまった。ゴールまで挽回することができずに12位でのフィニッシュとなった。
前戦よりもコンディションが良く自信があったレースだけに、アジアのライバル達にも差をつけられた非常に悔しい結果となってしまった。


今シーズンのここまでのレースを振り返ると、スタートでかからないレースほど後半に追い上げてリザルトとしては良いことが多い。しかし今回のレースのようにスタートから先頭集団で展開することが自分の目標としているレースであるので、それに挑戦できるほどまでスタートダッシュのかかりが良くなってきたことは嬉しく思う。あとは中盤の落ち込みをどう改善していくか。全日本までは残り3週間となった今、強化よりもコンディションの調整が全てなので、冷静に今できることに取り組んで課題を克服したい。

そして今回も日本からのたくさんのサポート、応援に感謝致します。
トルコの現地の方々も笑顔で暖かく迎えてくれ、海外であってもホームレースのように戦える環境がありました。トルコでのレースを重ねるたびに応援の数が増えていることは選手として本当に嬉しいことです。全日本頑張れ!という激励も貰いました。
ここまでの感謝の気持ち、そして悔しい気持ちを全て力に変えて日本一を目指します。

3週間後の決戦に向けて応援のほど宜しくお願い致します。

TEAM BRIDGESTONE Cycling
沢田 時

使用機材
バイク         ANCHOR XR9http://www.anchor-bikes.com/bikes/xr9.html
サスペンション  SR SUNTOUR AXON

コンポーネンツ   SHIMANO XTR  M9100シリーズ(http://www.shimano.co.jp
シューズ         SHIMANO  S-PHYRE XC9

ヘルメット                Kabuto フレアー スペシャル・チームカラー
グローブ     Kabuto  PRG-5(ブラックレッド)
                                 (https://www.ogkkabuto.co.jp)

ウエア        Wave One (http://www.wave-one.com)        
サングラス            OAKLEY 
         JawbreakerPRIZM ROAD
        
サプリメント     SAVAS(株式会社明治)(http://www.meiji.co.jp/sports/savas/
          レース中:ピットインエネルギージェル
                栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
                                 VAAM 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

メーター          Pioneer SGX CA-600 http://pioneer-cyclesports.com/jp/
ヘッドバンド   HALO (https://www.haloheadband.jp


KONYA MTB CUP:レースレポート


大会名:            KONYA MTB CUP
開催日:   2019616
開催場所:  トルコ・コンヤ
カテゴリー: UCI Class1
リザルト:       7位
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

ギリシャからトルコに移動し、さらなるUCIポイントの獲得を目標にトルコ・コンヤでのUCI Class1 XCOレースに参戦。結果、7位となって先週を上回る16Pの獲得に成功。しかしレース内容としては終始キレのない走りでベストパフォーマンスからは遠く、表彰台も狙えたレースだけに悔いの残る結果となった。以下がレースレポートです。

コンヤでのレースは2年前にも参戦し、その時はクラス3ながら表彰台に上ることができた。今回はクラス1なので当然レースのレベルは上がっているが、最前列に並ぶ選手は先月のセルビアでのステージレースでは勝つことができた選手たち。ポイント獲得だけでなく表彰台が狙えるレースとして意気込んでいた。しかしながらギリシャでのステージレース以降、なかなか疲れが抜けずに練習で良い感覚を得ることができずに不安があったのも事実。今思えば完全に回復に専念する方向で調整すれば良かったが、脚のだるさが残ったまま当日を迎えることになってしまった。

2列目からスタート。短い直線の後に直角コーナーを抜けて登りが始まるので、できるだけスピードを落とさずにコーナーをクリアしたい。イン側は詰まると読んでアウト側に並んでいたことが功を制し、ポジションを上げて6番手あたりでスタートループを通過。ここから7周回のレース。最初の登りで早くも身体の重さを感じて先頭集団から遅れを取るが、なんとか粘りながら先頭集団の後方でレースを進める。


急勾配の下りで前走者が落車し、避けるのに手間取っている間に先頭パックとは差が開いてしまう。脚があれば十分に追いつける差であるが、登りで踏めていない自分は差を詰めることができずに単独で遅れてしまう。2周目を単独8番手で走ることになり、先頭パックとは一気に差が開いてしまう。


レース中盤にトルコの選手に追いつかれる。苦しい展開だがここでこの選手に付いていけなければレースが終わってしまうと気持ちを入れ直す。アスファルトの登りが速い選手で一旦は千切れかけるが、シングルトラックは自分の方が速いのでなんとかパックで走ることができた。前から落ちてきたウクライナの選手を抜いて7位に上がる。一緒に走ってきたトルコの選手もシングルトラックで差を広げ、単独7位となってラスト2周。


30秒先にカザフスタンの選手がいると教えてもらうが、その姿はなかなか見えてこない。最後まで諦めずにプッシュし続けたが順位を上げることはできず、7位でのフィニッシュとなった。

ギリシャでの疲労を上手く抜くことができずに調整に失敗し、悔いの残るレースとなってしまった。しかしながら厳しい内容の中でもメンタル面では崩れず、この日の自分にできる最大限の結果を残してポイントを獲得できたことは次に繋がる。中盤にトルコの選手に抜かれた時に諦めていれば順位を下げ続けることになっていたと思う。

オリンピック選考が始まった今、これから1年間に渡ってUCIレースの連戦がずっと続いていく。その中で今日のように上手くいかないレースも出てくるはずだが、調子が悪いからと諦めてしまえば大きく順位を下げることになって獲得できるポイントも少なくなってしまう。1点でも多くポイントを獲得するには、1年間、全てのレースで粘り強く戦い続けなければならない。
今回のレースは反省する点の方がずっと多いが、その日にできるベストを尽くすという点においては今後に繋がるレースができたと思っている。

日本に帰国してしっかりと体調を整え、次のUCIレースに万全の体調で臨めるように準備していきます。今回は15日間と長い遠征でしたが、何も不自由なくレースに集中できる環境を与えて下さったチームとスポンサー、そして日本から応援いただいた方々に感謝いたします。ありがとうございました。

今後とも宜しくお願い致します。

TEAM BRIDGESTONE Cycling
沢田 時

使用機材
バイク        ANCHOR XR9http://www.anchor-bikes.com/bikes/xr9.html
サスペンション  SR SUNTOUR AXON

コンポーネンツ   SHIMANO XTR  M9100シリーズ(http://www.shimano.co.jp
シューズ         SHIMANO  S-PHYRE XC9

ヘルメット                Kabuto フレアー スペシャル・チームカラー
グローブ     Kabuto  PRG-5(ブラックレッド)
                                   (https://www.ogkkabuto.co.jp)

ウエア        Wave One (http://www.wave-one.com)        
サングラス              OAKLEY 
         JawbreakerPRIZM ROAD
        
サプリメント     SAVAS(株式会社明治)(http://www.meiji.co.jp/sports/savas/
          レース中:ピットインエネルギージェル
                栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
                                 VAAM 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

メーター       Pioneer SGX CA-600 http://pioneer-cyclesports.com/jp/
ヘッドバンド   HALO (https://www.haloheadband.jp

2019年6月11日火曜日

LESVOS-MOLYVOS URBAN MTB UCI XCO C1 RACE:レースレポート


大会名:            LESVOS-MOLYVOS URBAN MTB UCI XCO C1 RACE

開催日:   201969
開催場所:  ギリシャ・レスボス島
カテゴリー: C1
リザルト:       10
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

ステージレースから1日の休息日を経て迎えたXCOレースに参戦。
結果、10位となってUCIポイントを10P獲得することができました。
以下がレースレポートです。

4日間のステージレースの疲労は大きく、たった1日の休養を挟んだだけでは身体は十分に回復していない。しかしながら全ての選手が同様に連戦でこのXCOに臨んでいるため、条件は同じである。UCIランキング、そしてステージレースでも自分より上位だった8人の選手とはここまで力の差を感じてきたが、このXCOでは彼らに割り込んで8位以上の成績を残すことを目標にしてレースに臨んだ。

コースのほとんどが狭く入り組んだ街中を走るレイアウト。その路面のほとんどが荒い石畳であり、登りの斜度以上にバイクを進ませるのに体力を削られる。登りには階段も含まれていてリム打ちパンクをさせないように走るには相当に気を使う上に、ダウンヒルセクションも階段の連続で暴れるバイクを抑えなければならないので相当にハード。休めるセクションがほとんど無いコースと言っていい。コースのレイアウトとステージレースでの疲労が残っていることを考えると、スタートダッシュのポジション争いで力を使い過ぎるとその後の石畳の登りで大失速することが想像できる。そのため1周目は抑え気味でスタートすることに決めた。

気温は30℃を超えて非常に暑い中、7周回のレースが始まった。登りは全力では踏まない代わりにタイトなコーナーや集団のスピードが緩んだ時には積極的に前に上がるようにし、最小限の力で集団前方にいることを心がける。12位とまずまずの位置で下りに入るが、目の前の選手が階段で激しく落車。避けるのに少し手間取ってしまったが、セカンドパックを視界に捉えながら4名ほどの11位パックで1周目を通過。


石畳の登りで先頭に出て引っ張ることで2人のパックとなった。ステージレースでは全く歯が立たなかったオーストラリアの選手と一緒に3周目に入り、前から落ちてきた選手を抜いて10位に上がる。オーストラリアの選手は下りも速いので、このまま一緒に走ることでどんどんと順位を上げていきたいところ。しかし調子が良くないのか4周目の登りで遅れかけているのが分かったので、ペースを上げて単独となって前の選手を追いかける。

5周目。20秒ほど前にフランスの選手が見えてきた。一気に追いつかなければならない場面であったが、自分にも甘えが出て残りの3周を使って差を詰めればいいと考えてしまった。6周目。自分が近づいてきていることに気づいたフランスの選手はペースを上げたようで逆に差が開いてしまう。最終周回も全力で追い込んだが前には届かず、10位でのフィニッシュとなった。


スタートを抑えて走るのは賭けであったが、レース中盤までのペース配分と追い上げは上手くいったので成功であったと思う。悔やまれるのは5周目。フランスの選手はこれまでのステージレースでは後半に追い抜くことができていたため、背中が見えた時点で自分の中に油断が生まれてしまっていた。結果的にこのフランスの選手が追い上げて8位に入っていることを考えると、自分にもチャンスはあったので悔いの残るレースをしてしまった。今回のレースで得たものは多く、次戦にしっかりと活かしていきたいと思う。

UCIポイントは今回のギリシャ遠征で合計60P獲得し、オリンピック選考の一年間を良い形でスタートできたことを嬉しく思います。これもチームとスポンサーの支援、そして日本からの応援があってのことなので感謝しています。ありがとうございました。

次戦はトルコに移動し、再びUCIクラス1のレースを戦います。ここから全日本まではXCOレースの連戦となるので、しっかりとポイントを獲得しながら全日本に向けての良いイメージを作っていきたいと思います。

今後とも応援のほど宜しくお願い致します。

TEAM BRIDGESTONE Cycling
沢田 時

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コンポーネンツ   SHIMANO XTR  M9100シリーズ(http://www.shimano.co.jp
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ウエア        Wave One (http://www.wave-one.com)        
サングラス            OAKLEY 
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サプリメント     SAVAS(株式会社明治)(http://www.meiji.co.jp/sports/savas/
          レース中:ピットインエネルギージェル
                栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
                                 VAAM 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

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