開催日: 2016年5月3日
開催場所: 滋賀県高島市 朽木スキー場
カテゴリー: エリート男子
リザルト: 2位
天 候: 晴れ
コースコンディション: ドライ
いよいよ国内でもMTBシーズンの開幕戦を迎えた。
今シーズンは既に2月からMTBシーズンをスタートさせて海外で数多くのレースを走ってきているため、自分にとっては開幕戦という独特の緊張は感じない。ただただこの朽木は絶対に勝ちたいレースであり、勝てる自信のあるレースでもあったので、いつも以上に気合を入れて準備をしてきたことは確かである。
朽木のコースはとにかく長いヒルクライムが特徴的で、この登り区間だけでほぼ勝負が決まると言っていい。レース3日前に一度会場に入り、登りで使うギヤ比やペース配分を入念に確認した。フロントはダブルギヤにしようかとも考えたが、インナーギヤを使っていては優勝はできないと判断。フロントシングルで32Tを選択した。
過去2年のレースでまともに走れたことがないコースであるだけに苦手意識があったが、長く単調に見えるヒルクライムの中でも微妙に斜度の変化があり、その斜度に合わせるようにパワーをコントロールして登ることができれば、意外と楽にライバルに差を付けられると感じた。他選手のペースが上がらなさそうなポイントを分かっておけば、体力を温存しながら勝負ができる。
下りも高速な区間が多くて意外と差が開きやすいので、DHのエリートライダーでもあるサンツアーの今泉さんに下りのライン取りを丁寧に教えてもらう。今回のレースでは登りで5秒でも相手を引き離せば、下りで確実に逃げ切れるという自信がある。
そして久しぶりにチームマッサーのJoeさんにカイロプラクティックで身体を整えてもらったことで、ウォーミングアップのときから脚はとても快調に回る。芯があるペダリングをすることができている。準備万端でスタートラインについた。
あまりにも最初の登り坂の距離が長いため、いつもの7割くらいの力でのスタート。考えていることは皆同じであるのか、全力ダッシュをしなくても遅れることはない。自分が狙っているのは2〜3番手のポジションであるので、少し集団のスピードが落ちたところで前に上がって狙い通りの位置につける。BHの中原選手の後ろについて登っていくが、あまりにも横風が強いので風下に隠れて少しでも体力を温存。十分に余裕があるペースだったので大人数のパックになっていると思っていたが、頂上付近で後ろを振り返ると3番手以降とは10秒以上の差があり、完全に2人で抜け出している状況。これは大きなチャンスだ。下りを終えるとさらに後ろとの差が広がったので、今日は2人での勝負になるとわかった。昨年の全日本以来の一騎打ちなのでワクワクする。コース後半の登りで先頭に出てみるが、7周回という長丁場のレースであることを考えてペースは抑え気味で登る。
2人のパックで2周目へ。長い登り坂に入るが、中原選手のペースが速く感じる。特にペースを上げているわけではないと思うのだが、自分の身体が予想以上にきつい。絶対に離れてはいけない場面であると分かっているのだが、じわじわと開いていく差。後半になれば追いつけるという油断もあったのかもしれない。3周目もタイム差を広げられ、一気に2分近く開いてしまった。自分としては悪くないペースで踏めているのだが、全く縮まらない。絶対に負けたくない相手だけに、これだけタイム差が開いても諦める気持ちは微塵も湧かない。ラスト2周回でタイム差が縮まり出したものの、序盤の遅れを取り戻すには至らず、2位でのゴール。とても悔しいゴールとなった。
2人のパックで2周目へ。長い登り坂に入るが、中原選手のペースが速く感じる。特にペースを上げているわけではないと思うのだが、自分の身体が予想以上にきつい。絶対に離れてはいけない場面であると分かっているのだが、じわじわと開いていく差。後半になれば追いつけるという油断もあったのかもしれない。3周目もタイム差を広げられ、一気に2分近く開いてしまった。自分としては悪くないペースで踏めているのだが、全く縮まらない。絶対に負けたくない相手だけに、これだけタイム差が開いても諦める気持ちは微塵も湧かない。ラスト2周回でタイム差が縮まり出したものの、序盤の遅れを取り戻すには至らず、2位でのゴール。とても悔しいゴールとなった。
せっかく一騎打ちという自分にとってもお客さんにとっても最高に面白い展開に持ち込んでおきながら、あっけなく勝負を決められてしまったことが本当に悔しい。自分としては調子よく動くことができていたが、2周目のパフォーマンスが悪すぎた。とにかく勝ちたいレースであっただけに本当に悔いが残るが、ミスではなく実力で負けたのであるから、自分にできることは練習あるのみ。正しく前に進んで、次戦の八幡浜大会で最高のパフォーマンスを発揮したいと思います。
地元、滋賀県ということもあり、今回のレースでは沢山の方々に応援して頂きました。
本当にありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。
BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時
使用機材
フォーク SF16-AXON werx RLRC
15QLC2-Ti-CTS-27.
(https://www.riteway-jp.com/pa/sr_suntour/sr_suntour.html)
シューズ
SHIMANO SH-XC90
ヘルメット Kabuto ゼナード スペシャル・チームカラー
グローブ Kabuto PRG-5(レッド)
レジェフィットプロ
Jawbreaker(PRIZM ROAD)
レース前:ピットインエネルギージェル
栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
レース中:SAVASスポーツウォーター
レース後:リカバリーメーカーゼリー
グラフィック
プルオーバータイプ(チームヘイロ)
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