大会名: 関西シクロクロス第8戦
烏丸大会
開催日: 2015年12月27日
開催場所: 滋賀県・草津市
カテゴリー: C1
リザルト: 優勝
天 候: 晴れ
コースコンディション: ドライ
いよいよ2015年のラストレース、関西シクロクロス第8戦となる烏丸大会に参戦してきた。
今週は一週間で3度目のシクロクロス。前戦のくろんど池大会はとても調子が良かったが、さすがに連戦での疲労がたまっているのか、今回は身体の動きがあまり良くないことを前日から感じていた。家から30分という地元であり、去年も優勝している相性の良いコース。
完璧な走りはできなくとも、必ず優勝して2015年を締めくくりたい。
一列目の中央からスタート。反応はやや出遅れたが、慌てずに加速していき先頭に立つ。
コースの序盤から難しいキャンバー区間が続くため、先頭で自分が走りたいラインを正確にトレースしていく。このセクションで一気に集団から抜け出したいと考えていた。
キャンバー区間を終えて後ろについてきているのは現ロードU23チャンピオンの中井選手。僕と同年代でジュニアの頃には一緒にシクロクロス世界選手権にもいったことがある選手だ。
平坦区間では彼を引き離すことができないのは分かっていたので、2番手の位置で様子を伺う。中井選手はコーナーの立ち上がりの加速が鋭く、後ろについていてもあまり休むことができない。僕自身の身体の調子もスタート前に予想していたよりは悪くないが、前戦で感じたような、いくらでも踏んでいけるような身体の軽さが今日はない。今日の体調で勝つためにはテクニカルなキャンバー区間で毎周数秒のタイム差を稼いでいくのが一番得策に思えた。
2周目に入り、テクニカル区間に先に入るために後ろからアタック。先頭に立ってミスなく確実に攻めていき、狙い通りに数秒の差をつけることができた。その後の平坦区間ではあえて踏まずに、脚の回復に当てる。今日の自分にとっての最も悪い展開は、平坦区間で無理に踏んで疲労してしまい、得意なキャンバー区間でミスを犯してしまうこと。自分のペース配分を心がけた。中井選手には平坦区間でタイム差を詰められるが、僕に追いつくまでは彼はずっと全力で踏み続けなければいけないので、レース後半に向けては自分の方が有利にレースを展開できていると感じていた。
コース前半のテクニカル区間でタイム差を広げ、後半の平坦区間で縮まるということを繰り返しながら周回を重ねていく。だいたい平坦区間を抜けたところで中井選手とは4秒ほどのタイム差であるが、これだけ僅かな差だとまだ何が起きるか分からない。
確実に勝つためにラスト3周は今まで回復に当てていた平坦区間でも意識的にペースアップすることを心がけ、少しずつ中井選手との差を広げていく。集中力は最後まで途切れず、テクニカル区間でも大きなミスは一度も犯さなかった。タイム差を20秒に広げて、単独でのゴールとなった。
自分の脚の調子を冷静に見極め、最後まで落ち着いてレースを展開できたことに手応えを感じたレースとなった。この1週間は3戦3勝で締めくくることができ、U23の日本チャンピオンとして、いつも応援頂いている地元関西のレースで結果を残すことができて嬉しいです。
まだまだシクロクロスシーズンは続きますが、年末年始は身体の疲労をしっかりと取り、来たる2016年シーズンへ向けてのトレーニングをフレッシュな状態で始めていきたいと思っています。
2015年もたくさんのサポート、応援を頂き、本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時
写真は辻啓さんから頂きました。
いつもありがとうございます。
使用機材
シューズ
SHIMANO SH-XC90
ヘルメット Kabuto ZENARD CV スペシャル・チームカラー
グローブ Kabuto PRG-3(レッド)
クロススーツ
Jawbreaker(PRIZM ROAD)
レース前:ピットインエネルギージェル
栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
SAVASスポーツウォーター
レース後:リカバリーメーカーゼリー
グラフィック
プルオーバータイプ(チームヘイロ)
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