photo by Hiroyuki Nakagawa
大会名: CJ-2
菖蒲谷クロスカントリー
開催日: 2015年4月12日
開催場所: 兵庫県たつの市
カテゴリー: U23(エリートと混走)
リザルト: 2位
天 候: 晴れ
周回数: 5周回
コースコンディション: ドライ
国内のシリーズ戦ではカテゴリー2クラスとなるCJ-2菖蒲谷に参戦してきた。
開幕戦まで3週間前という時期。ここまで順調に練習を積み重ねてきているので、今回の大会で優勝することで自分への自信をさらに深めていきたいところ。
出場メンバーは去年の全日本選手権で表彰台を争ったU23の選手と、ジャイアントの門田選手など。前半に強い選手と後半に強い選手が入り交じっているので、勝つためには勝負所を見極めながらマイペースで走り抜く必要がある。
一列目からスタート。アップの時から感じてはいたのだが、脚のかかりがよくない。ペダルに力が乗っていかずにイメージ通りの加速ができなかった。中原選手と前田選手の先行を許してしまい、3番手でシングルトラックに入る。さらにドライコンディションだと思い込んで重いギヤで突っ込んだ登り坂が予想以上に滑り、脚を付いてしまうミス。門田選手にも抜かれてしまい4番手で最初のシングルトラックを抜ける。すぐに先頭に追い付きたいところだが、ここで焦ると自分のリズムが崩れそうであったので、一旦落ち着くことにする。1周目は単独4番手で走りながら息を整え、追撃開始。2周目に入ってすぐに前田選手を捉えて3番手に上がる。先頭を走る中原選手と門田選手からは20秒ほど遅れている状況。ただ先行する2人とは同じペースで走れているようだったので、ミスを犯さずに自分の得意なパートでペースを上げていくことに集中する。そして3周目、この周は身体の動きがとても良く、激登り区間で前の2人との差がどんどんと縮まってくるのが分かった。ついに先頭の2人に追い付いて3人のパックとなり4周目へ。レース前半と違って、とても調子良く走ることができているので、このまま自分のペースでいけば独走に持ち込めるのではないかと考えて、最初の登りでペースを上げてみる。しかし後から考えるとこの動きは失敗だった。中原選手は引き離せたもの、門田選手がカウンターでペースを上げてきたことで、追い付いた時に感じていた身体の余裕さがあっという間に無くなってしまった。なんとか食らいつきながら勝負はラスト1周へ。自分から勝負を仕掛けたいのだが、テクニカルなアップダウン区間でじりじりと離されてしまう。残り半周で15秒程の差。最後のシングルトラックの下り区間では転倒を覚悟で必死に攻めて9秒差まで詰めたが、勝利には届かず2位でのゴールとなった。
今回は自分の良い点と悪い点がはっきりと出たレースであった。登りの感覚は良好で、特に激坂などの低いケイデンスでパワーを出す必要があるセクションでは、しっかりと踏むことが出来て練習の成果を感じた。去年よりも一段重いギヤを踏むことができている。今後の課題としては1周目のスピード。冬の間もスタートダッシュの改善に努めてきたつもりであったが、今回のレースではその成果を発揮することができなかった。スタートダッシュにはメンタル面も大きく影響してくると思うので、普段の練習からもっとレースを意識した動きを積極的に取り入れて、スタートへの苦手意識を克服していきたい。また、国内屈指のテクニカルコースである菖蒲谷のコースを完全に攻略することができておらず、レーススピードになるともたついてしまっているセクションも多かった。レースで必要になってくるテクニックというのは結局のところ「スピード」なので、練習時から速いペースでオフロードを走り込み、MTBを自分の身体の一部と言えるまでに感覚を研ぎすませていきたいと思う。
3週間後はいよいよ地元、滋賀県での開幕戦。
次こそは最高の結果、国内戦での初優勝を達成できるように、頑張っていきます。
沢山の応援ありがとうございました。
今シーズンも宜しくお願い致します。
BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時
レース結果
優勝 門田 基志 TEAM
GIANT 1:21:13
2位 沢田 時 BRIDGESTONE
ANCHOR CYCLING TEAM 1:21:22
3位 中原 義貴 BH
RACING MTB TEAM 1:24:54
使用機材
バイク
ANCHOR XR9
コンポーネンツ SHIMANO XTR Di2 M-9000シリーズ
ハンドル SHIMANO PRO
ステム SHIMANO PRO
ペダル SHIMANO XTR
シューズ
SHIMANO SH-XC90
ヘルメット Kabuto ゼナード スペシャル・チームカラー
グローブ Kabuto PRG-3(レッド)
ウエア Wave One レジェフィット
サングラス OAKLEY Racing
Jacket
レンズ PRIZM TRAIL
サプリメント SAVAS(株式会社明治)
レース中:SAVASスポーツウォーター
レース後:リカバリーメーカーゼリー
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