大会名: UCI
World Cup #4-Namur
開催日: 2013年12月22日
開催場所: ベルギー・Namur
カテゴリー: U23
リザルト: 42位(80%ルールにより完走できず)
天 候: 曇り
コースコンディション: 泥
全日本選手権を終えて、いよいよシクロクロスのヨーロッパ遠征が始まった。
これから2月3日に行なわれる世界選手権まで、シクロクロスの本場ベルギーを中心にワールドカップ4戦を含む7レースほどに出場していく予定だ。
そして初戦となるワールドカップ第4戦Namur大会にやってきた。
この大会には急遽参戦することが決まったため飛行機などの手配が遅れてしまい、会場に到着したのはレース前日の夜、試走は当日朝の1時間のみと充分とはいえない準備での出場となってしまった。8時半頃にようやく日が昇り始めて、ようやくコースを走ることができた。
Namurはとにかくアップダウンが激しいコースで、そのダイナミックなコース設定に驚かされた。日本ではまず考えられないMTBコースのような下りの斜度。特にハイスピードで突っ込むコーナーが多く、その全てが深い泥で覆われているためバイク操作が本当に難しい。MTBであれば落車に気を使うセクションは数カ所に限られるが、このコースでは全ての区間において僅かなバイク操作のミスが即座に転倒に繋がる。本当に気を抜くところがどこにも無いコースだ。
U23クラスには約60名のライダーが出走、僕は4列目からのスタート。スタートから石畳に覆われた急な斜度を駆け上がって行く。最近はこのスタートを意識した練習を取り入れているため、自分としては悪くないスタートが切れた。30番手後半ぐらいだろうか。脚の調子は良く、ここから順位は上げていける感覚がある。試走で感じた泥区間への恐怖心もレースが始まれば消えてしまい、逆に楽しむことが出来ていた。
少しずつ順位を上げていたのだが一周目の後半、下り区間でバイクが暴れた際に機材トラブルが起きてしまい、ペダルを漕げない状態となってしまった。ピットまでバイクを担いでのランニングを余儀なくされ、バイクを交換したときには順位は最後尾まで落ちてしまっていた。
1周目を終えたときのトップとのタイム差を見て完走が厳しいことは分かったが、とにかく出来ることをやろうと踏んでいく。気持ちが切れた状態では絶対にまともに走れないコースであり、この瞬間も日本では味わえない素晴らしい経験をしていることは間違いないのだから。前の選手とはかなりのタイム差が合ったがすぐに詰めることができ、順位を上げていく。落車やメカトラブルに合ってレースを辞めている選手も多い。80%ルールでカットされるまで順位を落とすことはなかったが、結果は42位。自分の力を出し尽くしたとは言えない悔しいものとなってしまった。
リザルトをみると完走者は29位までなので、トラブルが無かったとしても完走できたどうかは分からない。ただ調子は良かったので、もっと前の集団でレースを展開して自分の実力を試してみたかった。
だが次へ向けてという意味でもこのNamur大会を走れたことは大きい。やはり久しぶりのヨーロッパでのシクロクロスということで戸惑うことも多く、その気持ちの焦りがメカトラブルに繋がったのかもしれない。次戦は今回の反省を生かして、体調、機材ともに万全の状態で迎えたい。
次のレースは26日のWC第5戦・Zolder大会。同じくベルギーで厳しいコースであることは間違いないが、ワクワクした気持ちは強くなっている。
本場ヨーロッパのシクロクロスで少しでも多くのことを吸収しようと思っています。
これからも応援の程、宜しくお願い致します。
BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時
使用機材
バイク
ANCHOR CX6
コンポーネンツ SHIMANO 6870系
ULTEGRA Di2
ホイール
SHIMANO DURA-ACE C35
ハンドル SHIMANO PRO
ステム SHIMANO PRO
ペダル SHIMANO XTR
シューズ
SHIMANO SH-M315E
ヘルメット KOOFU
WG-1 スペシャル・チームカラー(U23チャンピオン仕様)
グローブ KABUTO(OGK)PRG-3(レッド)
バーテープ KABUTO(OGK)BT-01
ソックス Wave One
サングラス OAKLEY Racing
Jacket
レンズ Light Positive Red
サプリメント
SAVAS(株式会社明治)
レース前(アップ中):SAVASスポーツウォーター
レース後:リカバリーメーカーゼリー
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