開催日: 2013年12月26日
開催場所: ベルギー・
カテゴリー: U23
リザルト: 34位
天 候: 晴れ
コースコンディション: ドライ(一部区間でマッド)
シクロクロスのワールドカップ第5戦・Zolder大会に参戦してきた。
ベルギー各地では年末から年始にかけて毎日のようにシクロクロスが行なわれているので、この時期はスケジュールが詰まっていて、ワールドカップであるにも関わらず週末ではなく木曜日にレースが開催された。ベルギーのシクロクロスへ対する熱は本当に凄まじく、まさに国技と言った感じである。やはりシクロクロスの本場ベルギーのレースで結果を残したい気持ちは強いので、このワールドカップは非常に重要だと思っていた。
会場には前日入りしてじっくりとコースを走り込む。天気が良くて予想以上に路面はドライコンディションでハイスピードなコースになっていた。コース後半に斜面を一気に下るセクションが二カ所あり、ここだけは路面状態も悪かったので特に念入りにライン取りを確かめた。レース当日も晴れ。じっくり走り込んだのでコースに対する不安は無い。自分の力を出し切ることに集中して、しっかりウォーミングアップを行なってスタートラインに並んだ。
スタートは広いアスファルトの直線。今回こそはスタートを決めようと集中していたが、単純にパワー不足で出遅れてしまいスタート位置から10番手程順位を落とした状態でレースが始まった。1周目を終えて30番手中程の位置。まだ前には20番手台を走る選手も見えるので、まずはここに追い付くことを目標に全力で追い込んでいく。
念入りに試走したおかげでテクニック区間には自信があり、なるべく集団の前で走るようにした。登り、平坦共に調子は良くて特に周りの選手に劣っている感覚はない。
ただゴール直前にあるバイクを担いで土手を這い上がるセクションで、ランニング自体はなんとか他の選手のスピードについていけるが、バイクに飛び乗ってからペダルを踏み込む力が足りずに毎周回ここで2番手ほど順位を落としてしまっていた。ここでついた前の選手との差を取り戻すためにアスファルトの直線では単独で全力を出さなければならず、少しずつ体力が削られていく。
レース中盤は4人程の30番手パックで走っていたが、だんだんと苦手な区間でついた差を埋められなくなってきた。33番手の位置で最終周回へ。前の2人は見える位置だが、後少しの差を埋めることが出来ない。最後のランニングセクションで一人にかわされてしまい、34番手でゴールとなった。
課題は多いが、今回は特にトラブルもなく自分の実力を出し切ることができた。
トップとは3分50秒の差。シクロクロスでこの差がどれほど大きいかは理解しているつもりだが、まだまだこちらに来て2戦目だということを考えるとトップとの差を縮められる所は沢山あると思う。また今はレース中に競い合っているのはドイツ、アメリカ、スイスといった選手達だが、僕自身の実力をもっと上げてベルギー、オランダといったシクロクロス強国の選手達とワールドカップで競い合えるようになりたい。リザルトをみるとこの二国が13位までを独占しており、いかに強豪国であるかを思い知らされた。ワールドカップに参戦する唯一のアジア人として、この強豪国に絡んだレースをしてみたい。
次戦のワールドカップはイタリアのローマ。
しっかりと準備を進めて、今回の34位という結果を大幅に更新したいと思います。
これからも宜しくお願い致します。
BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時
使用機材
バイク
ANCHOR CX6
コンポーネンツ SHIMANO 6870系
ULTEGRA Di2
ホイール
SHIMANO DURA-ACE C35
ハンドル SHIMANO PRO
ステム SHIMANO PRO
ペダル SHIMANO XTR
シューズ
SHIMANO SH-M315E
ヘルメット KOOFU WG-1 スペシャル・チームカラー(U23チャンピオン仕様)
グローブ KABUTO(OGK)PRG-3(レッド)
バーテープ KABUTO(OGK)BT-01
ソックス
Wave One
サングラス OAKLEY Racing
Jacket
サプリメント
SAVAS(株式会社明治)
レース前(アップ中):SAVASスポーツウォーター
レース後:リカバリーメーカーゼリー
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