大会名: Salamina Epic#1
開催日: 2018年2月7日〜10日
開催場所: ギリシャ・サラミナ島
カテゴリー: S1
リザルト: 34位
ギリシャでの4日間のステージレースが始まった。
このレースはMTBシーズン初戦であるが、4月からの本格的なシーズン開幕へ向けて体のコンディションを上げていくことが第一目的。合宿的な意味も持っての大会参戦となった。
2019年はオリンピックへ向けての非常に大事なシーズン。今年の5月末から一年間かけて獲得したUCIポイント数でオリンピック代表が決まるため、5月までにいかに身体のコンディションを上げて一年間休みなく戦える身体を作り上げるかが大切になってくる。
2月は日本ではまだレースのない時期であるが、ここギリシャでは11日間で9レースも走ることができる。レース強度に身体を慣らしていくには最高の環境である。チーム、スポンサーに支えられた盤石な体制のおかげで実現した遠征であり、感謝致します。
【1日目
XCT 10km】
リザルト: 45位
天 候: 曇り
コースコンディション: ドライ
第1ステージは10kmの個人タイムトライアル。1分おきに選手がスタートしていく。
コースはスタートこそ平坦だがその後は細かいアップダウンが続くので力の差の出易いレイアウト。
もちろんスタートから全開でいくものの、あまり呼吸が上がらない割には脚が重い。半分地点を過ぎたところで後方の選手に追いつかれてしまった。その後も自分のペースを掴もうと踏み込むものの、いまいちバイクが進ませられている感覚を掴めないままフィニッシュ。タイムもトップから4分以上遅れ、苦しいスタートとなってしまった。
【2日目
XCP 32km】
リザルト: 47位
天 候: 晴れ
コースコンディション: ドライ
第2ステージは32kmのXCP。距離こそ普段のXCOレースと同じくらいだが、スタートとゴール地点は異なるショートマラソンといった形式のレースである。
集団で海沿いの平坦路を7kmにわたってパレード走行し、正式スタートが切られると同時に激登りが始まる。しかも距離が長く、この登り区間で位置取り争いに全く絡めないまま後退してしまう。
レース強度に対応できていない体に不安を覚えつつも、なんとか最後尾付近の選手とパックを形成してレースを進めていく。気持ちが折れそうになるものの、ステージレースであるので毎日その日のベストを尽くすことしか出来ることはない。1日でも諦めてしまえば4日間を無駄にすることになる。
理想とは遠いレースになってしまったが、無事にゴールまでたどり着き明日もスタートできることに安堵。またこの日から時差ぼけも取れ始め、明日以降はコンディションが上がる予感も出てきた。
【3日目
XCO 4.7km×8Laps】
リザルト: 38位
天 候: 晴れ
コースコンディション: ドライ
第3ステージは最も慣れ親しんだXCO。ウォーミングアップの時から脚にいい感じのハリがあることを感じ、間違いなく昨日よりは走れるだろうと思っていた。レース強度に少しずつ体が慣れ始めているようで、それがこのレースに出場した目的でもあるので嬉しい。
後方スタートであったのでスタートこそ渋滞に巻き込まれてしまうものの、その後は5人ほどのパックを形成して積極的なレースを展開できた。他選手と競いあうことで調子もどんどんと上がってくる。順位こそまだまだだが、昨日までにはなかったレース感覚を取り戻すことができて、今の自分には満足のいくレースをすることができた。
【4日目
XCM 16km+25km×2Laps】
リザルト: 32位
天 候: 晴れ
コースコンディション: ドライ
第4ステージは最長のマラソンレース。去年のトルコでのマラソンレースの経験から言ってもオフロードでの66kmという距離は本当に過酷で、登りの連続であるので獲得標高も2000mを超える。
この日もパレード走行からの激登りでレースが始まるが、前日のXCOで力を出し切ったレースをしているので脚がとても重い。しかし第2ステージの時のようにただただ不調で踏めないというよりは単純な疲労であるので、ペースの合うパックを見つけて集団でレースを進めていく。マラソンレースはとにかく単独走にならないことが重要であるので、先頭交代をしながら距離を消化していく。後半にかけて体も動き始め、着々と順位を上げていくことができた。ずっと一緒に走ってきた選手もラスト3km地点でアタックして切り離し、最後にもう一人抜いてフィニッシュ。順位は32位とこれまでのステージで最も良い結果となった。
またこの日に大幅に総合順位を上げることができ、最終的な総合順位は34位となった。
UCIポイント獲得圏内は34位以内であるので、本当にギリギリではあるがポイントを獲得できて嬉しい。序盤の2日間で苦しんだものの、諦めずに踏み続けて本当に良かった。
これで4日間のステージレースは終わったものの、また中1日の回復日を経て再び4日間のステージレースが始まる。レース内容やコースプロフィールは今回とほぼ同じであるので、この経験を生かして頑張りたい。そして次はより高得点のUCIポイントの獲得を目標にして、さらにコンディションを上げていきたいと思います。
たくさんの方々に支えられてギリシャ遠征を戦えることに感謝です。
今後とも応援のほど宜しくお願い致します。
TEAM BRIDGESTONE Cycling
沢田 時
使用機材
サスペンション SR
SUNTOUR AXON
シューズ
SHIMANO S-PHYRE XC9
ヘルメット Kabuto フレアー スペシャル・チームカラー
グローブ Kabuto PRG-5(ブラックレッド)
サングラス OAKLEY
Jawbreaker(PRIZM TRAIL)
レース中:ピットインエネルギージェル
栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
VAAM
レース後:リカバリーメーカーゼリー
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