2019年2月16日土曜日

Salamina Epic#2:レースレポート


大会名:            Salamina Epic#2
開催日:   2019212日〜15
開催場所:  ギリシャ・サラミナ島
カテゴリー: S1
リザルト:        39

中1日の回復日を経て、再びギリシャ・サラミナ島での4日間のステージレースが始まった。
完全に身体が回復しているとは言い難い状態ではあるが、脚の感覚はレースの刺激がしっかりと入っていることでギリシャに来た時よりもずっと良い。
ここから春に向けて更にコンディションを上げていくきっかけとなるようなレースを展開すること、その結果として前回の34位を上回る成績とUCIポイント獲得を目標にしてEPIC#2に臨んだ。

1日目 XCT 10km
リザルト:  38
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

第1ステージは前回同様に10kmの個人タイムトライアル。1分おきにひとりずつ順に選手がスタートしていく。コースも前回と全く同じレイアウトであるが、先週のレースで踏み固められた砂利は硬く締まっていてスピードが乗りやすく、タイムの短縮が予想できた。

スタートから呼吸もしっかりと上がり、単独走であっても追い込んだ走りをすることができた。タイムは前週に比べれば2分以上短縮し、感覚だけでなく実際に調子が上がってきていることを確認できた。
トップ選手のタイムも上がっているため順位としては期待していた結果は得られなかったが、総合成績に大きく関わる明日のマラソンレースでUCIポイント獲得圏内まで順位を引き上げたい。


2日目 XCM 16km25km×2Laps
リザルト:  41
天 候:   曇り
コースコンディション: ドライ

この日はステージ最長距離のマラソンレース。
総合成績に大きく関わる大切な日だ。

個人T.TXCOで数分の差を縮めるのはとても大変だが、マラソンレースではひとつ前のパックで走れるかどうかでゴールタイムが簡単に5分、10分と変わってくる。

心配していた雨予報は幸いにも外れたが、気温がかなり低い中でスタート。
先週の経験からパレード走行を終えてから一気にペースが上がる長い登りでの位置取りが重要だと分かっていたので、積極的にプッシュしていく。先週よりも良い位置での集団につけそうであったのだが、登り切るまであと少しのところで離されてしまい一時的に単独走行になってしまう。前から千切れた選手に追いつくものの、あまりペースが上がらず前のパックも見えてこない。そんな時にオーバースピードとなってしまった下りで後輪をパンクさせてしまい、修理して走り出すものの集中力が切れているのかその後も立て続けに2回パンクしてしまう。正直心が折れたが、もうこうなったら今日は完走だけでもして明日からのステージに繋げるしかない。

パンクとその修理によるタイムロスによって総合成績は大きく後退。
スタートから良い展開だったとは言えないものの、あのまま無難にトラブルなくゴールしていればUCIポイント獲得圏内の順位には入ることができた。それを思うと本当に悔しいが、パンクさせてしまうのも自分の実力不足が招いたこと。何よりギリシャに来た目的はしっかりとレースの刺激を入れてコンディションを上げて日本に帰ることであるので、明日以降もしっかりと走ることに気持ちを切り替えた。

3日目 XCC 1.9km×7Laps
リザルト:  38
天 候:   曇り
コースコンディション: ドライ

3日目はXCC1.9kmというショートサーキットで短時間の集中勝負。
オフロードでのクリテリウムといった感じだ。

コースは向かい風区間の登りと、追い風区間の下りが合わさった単純なレイアウト。タイトなコーナーも少なく、集団の方が圧倒的に楽にレースを展開できる。
この日はギリシャに来て最も脚に疲労を感じてのスタートとなったが、一息つく暇もないレースであるので、とにかくがむしゃらに追い込んだ。中盤に20番台に位置するパックの後ろにつくものの、そこまでの息切れによって余裕がなくポジションを上げられない。
最終周回のアタック合戦によって後退してしまい38位でフィニッシュ。

現時点での実力は出し切れて脚にしっかりと刺激は入ったものの、今の自分に足りていない能力が顕著に出てしまったレースであった。今日の結果と内容をモチベーションとして、日本に帰国してから春に向けてしっかりと強化していきたい。



4日目 XCP 32km
リザルト:  31
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

最終日はXCP。マラソンの半分の距離であり競技時間も1時間半ほど。
パレード走行後の登り区間も悪くなく、これまでで最も速いタイムで登り切る。
自分にとって付いていくのがギリギリのペースの速いパックであるが、4人ほどの集団でレースを進めていく。それほど遠くない位置に20番台の選手も見える位置。

ラスト10kmを切ってから少しずつ前の選手を捉え始めて33位に上がる。
最後の登りで一緒に走ってきた2人の選手を切り離し、これまでの最高順位となる31位でのフィニッシュとなった。また感覚としてもこれまでの8レースの中で最も良い形で終えることができた。



EPIC#2が終了し、ギリシャでのレースもいよいよ残り1戦。
日曜日のXCOのみとなった。

たくさんの方々に支えられてこの遠征を行えていることに感謝いたします。
最後にもうひと頑張りしてギリシャ遠征を締めくくり、春からのシーズンに向けた良いステップとなるようなレースを展開したいと思います。

応援のほど宜しくお願い致します。

TEAM BRIDGESTONE Cycling
沢田 時



使用機材
バイク         ANCHOR XR9http://www.anchor-bikes.com/bikes/xr9.html
サスペンション  SR SUNTOUR AXON

コンポーネンツ   SHIMANO XTR Di2 M9050シリーズ(http://www.shimano.co.jp
シューズ         SHIMANO  S-PHYRE XC9

ヘルメット                Kabuto フレアー スペシャル・チームカラー
グローブ     Kabuto  PRG-5(レッド)
                                      (https://www.ogkkabuto.co.jp)

ウエア        Wave One (http://www.wave-one.com)        
サングラス              OAKLEY 
         JawbreakerPRIZM TRAIL
        
サプリメント     SAVAS(株式会社明治)(http://www.meiji.co.jp/sports/savas/
          レース中:ピットインエネルギージェル
                栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
                                 VAAM 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

ヘッドバンド   HALO (https://www.haloheadband.jp
         


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