大会名: JCX第3戦 富士山大会
開催日: 2018年10月21日
開催場所: 静岡県富士宮市・あさぎりフードパーク
カテゴリー: エリート男子
リザルト: 優勝(https://data.cyclocross.jp/race/6343)
天 候: 晴れ
コースコンディション: ドライ
いよいよシクロクロスシーズンが始まった。
静岡県富士宮市のあさぎりフードパークで開催されたJCXシリーズ第3戦となるシクロクロスミーティング(信州シクロクロス)富士山大会に参戦。
2週間前にMTBシーズン最終戦となったトルコでの4連戦を良い形で終え、その後も体調を崩さずにトレーニングを継続できている。身体の調子の良さには自信があったが、やはり初戦というのは色々な不安が付きまとうもの。シクロクロスではMTBよりも繊細なバイクコントロールと機材セッティングが求められる上に、競技時間もたったの1時間しかない。レース前の準備不足やレース中の些細なミスが勝敗に直結する競技だと捉えているので、自分は試走の段階からかなり集中して走るようにしている。
朝一番の試走では路面は僅かに泥が残ってはいるが、ドライタイヤで十分に走れる程度。ChallengeのGRIFOでいくことを即決し、あとは空気圧の調整を行なう。滑りやすい区間は無くてタイヤのトラクションがかかり易いコースではあるが、空気圧が高いと路面の凹凸に弾かれてバイクが暴れやすい。高速コーナーやパンクのリスクがある箇所は無いため、空気圧は1.4barとかなり低めに設定してレースに臨んだ。
スタートは1列目から。JCXシリーズということで100人近い人数がエントリーしていることに驚く。最近のシクロクロスの盛り上がりは本当に凄まじく、小学生の頃からこの競技を続けてきた自分としても本当に嬉しい。
イン側に並んでいた織田選手がホールショットを決め、自分は4番手で第1コーナーを抜ける。試走よりずっと速い速度でコーナーを抜けるのに若干の恐怖心を感じるが、まだ今日はシクロクロス初戦なので仕方がない。レース数を重ねればすぐに慣れてくるだろう。
ピット地点横の登りがコース上で最もパワーがいるセクションで自分はコーステープぎりぎりの左側のラインがベストだと思っていたが、意外にも前の3選手は右側のラインを選択していた。これはチャンスだと自分が決めていた左側のラインを全力で踏み抜き、一気に3人を追い抜いてトップに立つことができた。短い登りでも積極的にペースを上げ続け、単独で抜け出ることを目標にレースを進めていく。しっかりとバイクが地面を捉えて進んでいる感覚が心地良い。機材のセッティングも上手く決まっているようだ。
2位パックに5秒ほどの差をつけて1周目を終える理想の展開に持ち込むことができた。先ほど先頭に立ったピット横の登りは誰よりも速く走れる自信があったので、この区間では特に意識してペースを上げるようにした。小坂選手が単独で追いかけてきているのが見えたが、少しずつ差は開いてきているようなので落ち着いて攻め続けることができた。
3周目に入って村上選手が一気にタイム差を詰めてきた。しばらくは10秒前後のタイム差でミスが許されない緊張した時間が続く。こういう時こそ前だけを見てひとつひとつのセクションをミスなくこなすこと、そして自分が得意な区間では全力で踏み込むことに集中。少しずつ差は開いているが、諦めずに粘り続ける村上選手の強さを感じた。
ラスト3周回で安全といえるタイム差までに広げることができたが、この先のレースを見据えて最後まで追い込んだ。去年失ってしまった日本チャンピオンジャージを再び手にするという目標があるからこそ、どんどんと力が湧いてくる。ゴールまで1ミリも油断せずに自分の力を出し尽くすことができた。
初戦を良い形で終えることができ、より日本一への想いが強くなったレースでした。
次戦は2週間後の飯山シクロクロス。
今回よりも更に力強い走りをお見せできるように、精進していきたいと思います。
たくさんの応援、ありがとうございました。
今シーズンも宜しくお願い致します。
TEAM BRIDGESTONE Cycling
沢田 時
写真は春日部写真店さんより。
いつもありがとうございます!
使用機材
バイク
ANCHOR CX6(http://www.anchor-bikes.com/concept/cx6.html)
使用タイヤ Challenge
TEAM EDITIONシリーズ GRIFO 33mm
シューズ
SHIMANO S-PHYRE XC9
ヘルメット Kabuto フレアー スペシャル・チームカラー
グローブ Kabuto PRG-5(ブラックレッド)
デュアルスーツ
サングラス OAKLEY
Jawbreaker(PRIZM ROAD)
レース前:ピットインエネルギージェル
栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
レース中:VAAM
レース後:リカバリーメーカーゼリー
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