大会名: 第31回全日本MTB選手権大会
開催日: 2018年7月22日
開催場所: 長野県・富士見パノラマリゾート
カテゴリー: エリート男子
リザルト: 5位
天 候: 晴れ
コースコンディション: ドライ
いよいよ迎えた全日本選手権。
エリートクラス2年目、日本一を目指す二度目の挑戦の日を迎えた。
やはり全日本というのは特別なレースであり、チームブースには沢山の方々が応援に駆けつけて下さった。この日のために自分の全てを懸けて準備してきたのだから、今日はその成果をみてもらいたいという想いで溢れていた。
コースは基本的なレイアウトは例年通りであるが、後半区間に短い急坂が増えたことと重い芝生の路面が影響し、よりパワフルな走りが求められるコース。何よりも警戒すべきは暑さで、14時半スタートいう一番暑い時間帯でのレースとなるので入念な準備が必要であった。暑さに身体を慣らしておくということは非常に重要であるが、ここまで猛暑が続くと体調も崩しかねない。レース前の調整はいつも以上に難しく感じたが、妥協なく行うことができた。
3番コールの一列目からスタート。暑さの影響で周回数が4周回となり、1時間ほどのスピードレース。誰もがスタートの重要性を理解している。クリートキャッチも上手く決まり、順調に加速していく。6番手ほどの位置。ポジションアップを狙って登りコーナーのイン側を突くが、この時に少しバランスを崩してしまった。先頭の4人から5秒差ほどの5番手でシングルトラックに入る。この僅かな差が致命的になるのは理解しているので、差を詰めるために懸命にプッシュしていくが、呼吸が浅くて思うようにペースが上がっていない。一旦落ち着こうと考え、後ろにいるチームメイトの平野選手に先頭を交代してもらう。
1周目を4位パックで終え、先頭とは20秒ほどの差。平野選手に引っ張ってもらう形でなんとかペースを保っているが、先頭との差はどんどんと開いている。前田選手を追い抜くが、この直後に自分のペースが落ちてしまって引き離すことはできない。後半の急坂区間で再び先行され、5番手単独となって3周目へ。
目の前に見える前田選手を目標に走り続けるが、徐々に離されていく。後ろに選手も迫ってきており、5番手をキープするのに精一杯の苦しい時間が続く。
最終周回。自分の全ての力を出し切ってゴールへと向かう。普段よりも3分の2ほどのレース時間ではあるが、ずっと追い込まれていたからか短くは感じなかった。5位でのフィニッシュとなった。
もっと積極的なレースを展開したかったが、内容も含めてこれが今の自分の実力であったと思う。全日本に向けての準備でベストは尽くしたと思っているが、結果が出なかったということはやり方が間違っていたということ。あるいはもっと努力し続けなければならないということ。この日のために成長できた部分もたくさんあるということを忘れず、シーズン後半戦に向けて自分を高めていきたいと思います。
最後になりますが、このレースを迎えるにあたってチームとスポンサー様から万全のサポートを頂けたことに感謝いたします。そしてゴールまでずっと応援を送って下さった方々の熱量がいつものレースよりずっと大きいことに、全日本は特別な大会であることを改めて感じました。この日のためにやってきたことで後悔はありませんが、やはり勝てなかったことが悔しいです。
応援いただき、本当にありがとうございました!
TEAM BRIDGESTONE Cycling
沢田 時
使用機材
サスペンション SR
SUNTOUR AXON
シューズ
SHIMANO S-PHYRE XC9
ヘルメット Kabuto ゼナード スペシャル・チームカラー
グローブ Kabuto PRG-5(ブラックレッド)
Legge
Fit Pro
Jawbreaker(PRIZM TRAIL)
レース前:ピットインエネルギージェル
栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
レース中:VAAM
レース後:リカバリーメーカーゼリー
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