大会名: 第23回全日本シクロクロス選手権大会
開催日: 2017年12月10日
開催場所: 長野県南牧村 滝沢牧場
カテゴリー: エリート男子
リザルト: 4位
天 候: 晴れ
コースコンディション: ドライ&マッド
いよいよ迎えた全日本シクロクロス選手権。そして2017年のラストレース。
優勝した去年からもう一年が経ったのかと思うと、本当にあっという間であった。
去年は7月に骨折したことで一度強制的にオフを取り、そこから2ヶ月かけて十分にトレーニングを積んでから9月にレースに復帰。12月の全日本まで絶好調の時期が続いた。MTBが本業の自分にとって毎年ピークを合わせるのはMTBシーズンであるので、去年はかなり特殊なパターンだったと言える。今年勝つことは去年よりも難しいことは間違いない。だからこそやり甲斐を感じていたし、今シーズンのシクロクロスはこの全日本までと決めているので、最高のレースで2017年を締めくくりたいと思っていた。
コースは2週間前の野辺山でのUCIレースと比べるとコース最上部の登り区間が増えて、よりパワーが必要なコースになった。向かい風が強いアスファルトの登り区間も分割されたことで、先頭に立つことを躊躇うセクションは一切無くなり、力があるほど勝ち易いコースである。当日の路面コンディションはバイク交換が必要ないくらいの浅い泥区間と、気温の低下によって凍ってきている箇所も混在している難しいコンディション。泥は深くないがコーナーでは滑りやすい。タイヤはチャレンジのBABY LIMSを選択した。空気圧は1.6bar。タイヤが埋まってしまうくらいの深い泥であればLIMSを選択したと思うが、勝負所の登り区間は完全にドライコンディションであったことを考えると、より路面抵抗の少ないBABY LIMSがベストであったと思う。
スタートは最初のコーナーを4〜5番手あたりで抜け、その後のアスファルトの登りで小坂選手と前田選手に次ぐ3番手に上がる。2週間前の野辺山でのUCIレースよりも、確実に身体の反応は良く、レースができる状態に仕上がっていることを感じた。コース最上部の登りで先頭に上がるが、すぐに小坂選手に抜き返される。小坂選手の調子が良さそうであることはすぐに分かった。
小坂選手、前田選手、横山選手と自分の4人のパックになって2周目へ。前田選手と小坂選手が積極的にペースを上げ、なんとか食らい付く形。3周目の登り区間で5秒ほど離されてしまう。この微妙な差を詰められないまま4周目へ。横山選手のアスファルト区間でペースアップにも付いていけず、単独4番手に。自分の中では踏めているのだが、上位の3選手はそれより速いペースで周回を重ねていく。後ろに竹之内選手が迫っていることを感じたが、ここでペースを落ち着かせてしまったら終わりだと思い、前だけを見て集中し
ていた。先頭集団から遅れた前田選手に追いついて抜き返し、3番手でファイナルラップへ。レース中盤に置いて行かれた登りで再び前田選手がアタックをかけてくるが、なんとか食らい付く。コーナーのイン側を突いて前に出て、ゴールを目指して攻め続ける。スプリント勝負には自信がなかったので何とか林間セクションで差を広げたかったが決まらない。最終コーナーを立ち上がり、全力で追い込んだが、後ろから捲られてしまい4位となった。
ていた。先頭集団から遅れた前田選手に追いついて抜き返し、3番手でファイナルラップへ。レース中盤に置いて行かれた登りで再び前田選手がアタックをかけてくるが、なんとか食らい付く。コーナーのイン側を突いて前に出て、ゴールを目指して攻め続ける。スプリント勝負には自信がなかったので何とか林間セクションで差を広げたかったが決まらない。最終コーナーを立ち上がり、全力で追い込んだが、後ろから捲られてしまい4位となった。
レース展開に対して後悔は何もない。最後の3位争いのような本気な競り合いを優勝争いでできたら最高であったが、そのためには力が及ばなかった。今シーズン一番の走りはできたと思うが、自分史上最強ではなかったから勝てなかったのだと思う。2018年はこの悔しさをモチベーションに変えて成長していくシーズンにし、今よりも、そして去年よりも強い自分になりたいと思います。
全日本タイトルは失ってしまったが、ここまで積み上げてきたものが崩れたわけではなく、この冬もたくさん成長することができました。今年も日本一に挑戦できて本当に良かったです。
たくさんのサポート、そしてレース中の応援、本当にありがとうございました。こんなに早くシクロクロスシーズンを終えるのは寂しくもありますが、必ずもっと強くなって帰ってきます。
2017年、本当にありがとうございました。
BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時
使用機材
シューズ
SHIMANO S-PHYRE XC9
ヘルメット Kabuto ゼナード スペシャル・チームカラー
グローブ Kabuto SFG-1(ブラックレッド)
クロススーツ
Jawbreaker(PRIZM ROAD)
タイヤ Challenge
TEAM EDITIONシリーズ
BABY
LIMUS 33mm 1.6bar
レース前:ピットインエネルギージェル
栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
SAVASスポーツウォーター
レース後:リカバリーメーカーゼリー
グラフィック
プルオーバータイプ(ポルカドットブラック)
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