大会名: 第30回全日本MTB選手権大会
開催日: 2017年7月23日
開催場所: 長野県 富士見パノラマスキー場
カテゴリー: エリート男子
リザルト: 4位
天 候: 曇り
コースコンディション: ドライ&ウェット
いよいよ迎えた2017年の全日本MTB選手権大会。
自分とって初めてエリートクラスで走る全日本となる。怪我で出場できなかった去年を除
けば、これまでの全日本はジュニア、U23クラスでずっと勝ってきた。しかし、エリートクラスで勝つことの難しさはこれまでの全日本とは大きく異なるし、その価値は非常に大きい。だからこそ挑戦したいと思ったし、全日本タイトルを獲ることが今シーズン最大の目標であった。春先からなかなか思うような走りができず、去年の自分より弱くなってしまったのではないか?進化できていないのではないか?という不安がずっと頭の中にあった。しかし練習での数値や体の状態で言えば自己ベストは出せており、このレースに向けてやるべきことはやったという事実が唯一心を支えていた。そしてそんな僕の状態を知っている小林監督は常に前向きな言葉をかけてくれ、シクロクロスの時のようにまた一緒に日本一になりたいと心の底からレースを楽しみしてこの日を迎えることができた。
けば、これまでの全日本はジュニア、U23クラスでずっと勝ってきた。しかし、エリートクラスで勝つことの難しさはこれまでの全日本とは大きく異なるし、その価値は非常に大きい。だからこそ挑戦したいと思ったし、全日本タイトルを獲ることが今シーズン最大の目標であった。春先からなかなか思うような走りができず、去年の自分より弱くなってしまったのではないか?進化できていないのではないか?という不安がずっと頭の中にあった。しかし練習での数値や体の状態で言えば自己ベストは出せており、このレースに向けてやるべきことはやったという事実が唯一心を支えていた。そしてそんな僕の状態を知っている小林監督は常に前向きな言葉をかけてくれ、シクロクロスの時のようにまた一緒に日本一になりたいと心の底からレースを楽しみしてこの日を迎えることができた。
2日前に会場入りし、コースを確認。富士見での合宿も十分に行なってきたので、コースの特徴は良くわかっている。下り区間の距離が短く、ずっと踏み続けなければならないコースだ。前日からの大雨の影響でコースは滑りやすい路面に変わったようだが、そのコースコンディションでは誰も試走を行えていないために、初見で的確にバイクをコントロールするテクニックも問われるようなコースになったと思う。
一列目からスタート。今シーズンはスタートが上手くいかないレースが続いているので自分なりに対策は立ててきたのだが、またしても集団に埋もれる位置取りでレースが始まってしまう。さらに下り始めのロックセクションでタイヤを滑らせて落車。順位を10番手ほどまで落とす。幸い機材トラブルは無くすぐに復帰するが、この落車によって焦りの感情が大きくなり、もうミスはできないと勝手に自分にプレッシャーをかけてしまったことがゴールまで影響してしまった。
長い登り区間で一人ずつ抜いていき、コース中盤には3位まで上がった。いつもならここで冷静さを取り戻すのだが、先頭の幸平さんが既に独走状態になりかけているのを見て、さらに焦りが募る。前日の大雨で濡れた路面は非常に滑りやすく、シングルトラックで再びタイヤを滑らせる。なんとか転倒は免れたが、先ほどの落車の影響もあってこれ以降下り区間のペースが上がらなくなってしまった。
1周目を3位集団で完了するが、先頭の幸平さんとは既に20秒ほどの開きがあって早く追いかけなればレースが終わってしまう状況。まずは2位を走る星矢さんに追いつき、2位集団は自分を含む4人。幸平さんはその数10秒前を走る展開。この集団から早く抜け出して幸平さんに追いつかなければならないのに、予想以上に余裕がなくてそれができない自分にさらに焦り出す。3周目には前田選手、4周目には恩田選手がそれぞれペースを上げていくが、いずれも反応できない。そして幸平さんは更に速いペースで周回を重ねていて、どんどんと差が開いていく。自分自身、もちろん全力は尽くしているのだが「こんなはずじゃない」という感情が頭を埋め尽くし、レースに集中することができていなかったように思う。
自分にとって初めてエリートクラスで走った全日本選手権は4位という結果に終わった。スタートからゴールまでずっと焦っていて、レース中はあんなに苦しかったのに終わるのはとても早く感じた。力が出し切れなかったとか、自分の調子云々の問題ではなく、ただただ勝つ力がなかったということに尽きる。全日本に向けての準備でベストは尽くしたと思っているが、結果が出なかったということはやり方が間違っていたということ。今後の自分の活動の仕方をもう一度しっかりと考えていきたいと思います。
最後になりますが、このレースを迎えるにあたってチームとスポンサー様から万全のサポートを頂けたことに感謝いたします。そしてゴールまでずっと応援を送って下さった方々の熱量がいつものレースよりずっと大きいことに、全日本は特別な大会であることを感じました。
応援いただき、本当にありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。
BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時
使用機材
シューズ
SHIMANO S-PHYRE XC9
ヘルメット Kabuto ゼナード スペシャル・チームカラー
グローブ Kabuto PRG-5(ブルー)
Legge
Fit Pro
RadarEV(クリアレンズ)
レース前:ピットインエネルギージェル
栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
レース中:VAAM
レース後:リカバリーメーカーゼリー
グラフィック
プルオーバータイプ(ポルカドットブラック)
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