大会名: 第23回アジア選手権大会
開催日: 2017年5月14日
開催場所: 中国・宣城市
カテゴリー: エリート男子
リザルト: 9位
天 候: 晴れ
コースコンディション: ドライ
いよいよアジア選手権の日を迎えた。
この大会をシーズン前半の最大目標と捉えて冬の間から準備を重ねてきた。
前戦の朽木大会はトレーニングの疲労から上手く走れずに良いイメージを掴めなかったが、逆にレース後は思い切って身体を休めることができたことが功を制し、中国に入ってからの練習の感覚はかなり良かった。人工的なジャンプや丸太、ロックセクションなどが多数あるような非常に作り込まれたコースで、登りの斜度もかなりキツい。下り区間も全体的に道幅が狭くてタイトなコーナーが多いので、全く脚を休められる区間がないように感じた。最近のヨーロッパのコースレイアウトを参考にして造っていることがよくわかる。
レース当日の気温は30℃以上、なによりPM2.5の影響で空気がかなり悪い。
スタートループ+6周回の長くて過酷なレースになることが予想できた。
道幅が狭いこともあってスロースタートでは勝負にならないコースであったので、ループの段階から良い位置につける必要があった。2列目のスタートであったが、うまく流れに乗って7番手ほどの位置で本コースに入る。脚のかかりは悪くない。呼吸も落ち着いている。ミスをした選手を追い抜いてコース中盤には3番手の位置まで上がることができた。先頭も見える位置なので必死に追いかける。しかし下りで前輪を滑らせて転倒してしまい、この間に2人に抜かれてしまった。6番手の位置で2周目へ。まだまだ前に選手は見えているのだが、急に呼吸が苦しくなって酸欠のような状態になり、脚が回らなくなってくる。後ろから中国の選手が追い上げてくるが全く反応できない。3周目にはイランの選手もどんどんと追い上げてくる。抜かれる度に付いていってペースを取り戻そうとするのだが、簡単に離れてすぐに単独での走りとなってしまう。熱中症にならないように水分補給と掛水は忘れないようにしていたが、暑さよりも呼吸のし辛さをレース中はずっと感じていた。順位は10番手付近まで落ちてしまっている。路面からの衝撃で身体中が痛む。あまりにもペースが上がらないので気持ちが切れそうになっていたが、コース上から聞こえてくる日本語での応援に本当に助けられた。一つでも前へという気持ちを思い出させてくれた。最終周回には韓国選手との競り合う中で最後の力を振り絞り、9位でのフィニッシュとなった。
目標としていた優勝には大きく届かず、レース後の喪失感はかなり大きかった。地元開催の中国が明らかに優遇される中でも、日本チームのサポートは万全であったことは間違いない。毎周回ピットで冷えたボトルと掛水が用意できていた国は他になかったと思う。先にレースを終えたジュニアの選手たちも暑い中で必死に応援とサポートに回ってくれた。今回の自分は残念ながら結果で応えることができなかったが、落ち込んでいる暇はない。こんな素晴らしいナショナルチームで戦えるのだから、次こそは最高の走りと結果で日の丸を掲げられるようにまた頑張りたいと思います。
情報が少ない中でも、日本から応援を送ってくださった方々に感謝しています。
本当にありがとうございました。
僕の今年の目標はアジアチャンピオンと日本チャンピオンになることでした。
一つは叶えられなかった以上、残る目標は日本一しかありません。
全日本までの残り2ヶ月間が素晴らしく充実して貴重なものとなるように、今日からまた真摯に自分自身と向き合っていきたいと思います。毎日の時間を無駄にせず、一生懸命やり抜くこと。その先に日本一が待っていると思います。
これからも応援のほど、宜しくお願い致します!
BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時
使用機材
シューズ
SHIMANO S-PHYRE XC9
ヘルメット Kabuto ゼナード スペシャル・チームカラー
グローブ Kabuto PRG-5(レッド)
Legge
Fit Pro
EVzero(PRIZM Fire)
レース前:ピットインエネルギージェル
栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
レース中:SAVASスポーツウォーター
レース後:リカバリーメーカーゼリー
グラフィック
プルオーバータイプ(ブラックタイダイ)
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