大会名: UCI
World Cup #2:Cairns
開催日: 2014年4月27日
開催場所: オーストラリア・Cairns
カテゴリー: U23
リザルト: 19位(−1ラップ)
天 候: 晴れ
コースコンディション: ウェット
前回のワールドカップ開幕戦から2週間。
南アフリカからオーストラリアにやって来て、あっという間にワールドカップ第2戦の日を迎えた。
これまで課題に感じてきたスタート。まずは落ち着いてペダルをはめることに集中し、それから踏み込んでいこうと考えていた。いきなり前に出ようと焦るのではなく、まずは最初の加速で遅れずに上手く集団の流れに乗ること。このイメージが上手くいき、今シーズン最高とも言えるスタートを切ることが出来た。スタートループは13番手で通過。長い登りも息が上がり切らない良いペースで追い込めている。
しかし、今回のレース最大のミスは前半にやって来た。コース後半の最大の難所とも言える激下りで激しく転倒してしまい、それによりフロントタイヤがダメージを受けてしまった。機材を走れる状態に戻すのに時間がかかり、この落車だけで少なくとも1分以上はタイムをロスしてしまったと思う。沢山の選手に抜かれて、1周目完了時で25番手まで順位を落としてしまった。
2周目は前から落ちてきた選手をかわしていくが、転倒によるダメージで身体が固まってしまっていて思うように動いてくれない。特に下りでは恐怖心も出てきてしまい、試走で問題なかった区間でもミスを繰り返してしまう。
順位は19位まで追い上げることが出来たが、僕自身の走りのペースは上がっていないためにトップとのタイム差はどんどんと開いていってしまう。4周目で再びタイヤの機材トラブルが起きてしまい、ピットで前輪を交換。これも大きなタイムロスとなってしまい、80%ルールによってラスト1周に入ることが出来ずにレースを終えてしまった。
今回は調子も決して悪くなく、転倒するまでは15番手以内で走れていただけに本当に悔しいレースをしてしまった。転倒してから完全にリズムが狂ってしまったと思う。
本当に悔しいレース。しかし振り返ると試走の段階からコースを完全に攻略できていたとは言えないし、落車の可能性はスタート前から感じていたのも事実。僕がこれまで走ってきたワールドカップの中でも、トップクラスにハードであった今回のコース。もっと試走の時から色々のライン取りを試したり、トップ選手の走りを観察したり、登りで追い込んで疲れた状態でテクニカルセクションをクリアしてみたりと、試さなければならないことがあったと思う。今回のレースでは試走時とレース時の感覚が全く違い、練習でできていたことがレースでできないという場面が本当に多かった。
もちろんレース前から時間的にはしっかりとコースを走り込めてはいたのだが、大事なのは量より質である。もっとレースで1秒でも速く走ることを考えながら、試走をしなければいけないと痛感した。
自己最高位ながら−1ラップと本当に悔しいレースとなってしまったが、前戦の南アフリカより確実に良いスタートダッシュが切れていたことは嬉しい。少しスタートのコツも掴んだような気がする。
次のワールドカップはヨーロッパラウンドとなり、選手の数、質共に大きくレベルがあがる大会となる。そしてその舞台で10番台フィニッシュすることを次の目標にしたい。
そのためには良いスタートダッシュを決めることは絶対条件であるし、今回掴んだ良いイメージを忘れないようにして、練習に励んでいこうと思う。
アンカーチームへの応援とサポートの程、本当にありがとうございました。
これからも応援とサポートの程、宜しくお願い致します。
BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時
使用機材
バイク
ANCHOR XR9
コンポーネンツ SHIMANO XTR
ハンドル SHIMANO PRO
ステム SHIMANO PRO
ペダル SHIMANO XTR
シューズ
SHIMANO SH-XC90
ヘルメット KOOFU スペシャル・チームカラー(U23チャンピオン仕様)
グローブ Kabuto PRG-3(レッド)
ウエア Wave One レジェフィット
サングラス OAKLEY Racing
Jacket
レンズ positive red
サプリメント
SAVAS(株式会社明治)
レース中:SAVASスポーツウォーター
ピットインリキッド
レース後:リカバリーメーカーゼリー
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