2013年3月12日火曜日

スペイン・Banyoles:レースレポート




大会名:   COPA CATALANA INTERNACIONAL UCI 2
開催日:   2013/3/10
開催場所:  スペイン・Banyoles
カテゴリー: U23(エリートクラスと混走)
リザルト:     37位(+11:15U23では12
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

遂に2013年のMTBシーズンが開幕。
僕にとって今季初戦となるレースがスペイン・Banyolesで開催された。

1月までは毎週のようにシクロクロスをこなし、2月に入ってからもロードレースを2戦走ってきたので、久しぶりのレースという感覚は全くないが、やはり本業のMTBシーズンが開幕すると思うと胸が高鳴る。

先月のロードレースでは調子良く走ることが出来ていたのだが、2戦目のゴール1km手前で集団内の落車に巻き込まれ転倒してしまった。ロードレースで落車するのは初めての経験で、運良く怪我はなかったのだが、あの落車以来、どこか身体が疲れ易くなってきているのを感じていた。フランスに来てから一ヶ月半が経ち、生活も落ち着いてきたところで、疲れが出てきているのかもしれない。木曜日に高強度の追い込み練習で刺激を入れてからは、レースに向けて回復に努めるようにして過ごした。

会場のBanyolesには金曜日の夜に到着。ホテルでぐっすりと寝て移動の疲れを取ってから、土曜日の午前中に試走を行なった。初めて走るコースなので1周目はとても長く感じたが、2周目にはコースの特徴も掴めてきたので、疲れを残さないために早めに試走を切り終えた。前半は長い登りが続くが、中盤からは短いアップダウンを繰り返すシクロクロスのようなコース。転倒の危険があるようなテクニカルな下りは殆ど無いが、コーナーの立ち上がりでスピードを殺さないライン取りを丁寧にトレースしていくことが、重要に感じた。とにかくコースの先を先を見て走るようにすると、良い感覚でスピードにのせていくことが出来た。

レースはスタートループ+5周回。
1周が7kmなので、長いレースになることが予想される。

12時半スタート。淡々と準備を進めていたが、レース時間が10分遅れる可能性があると聞く。
それでも一応1215分には招集エリアに向かってみると、すでに沢山の選手がスタンバイ状態。自分も慌てて招集の列に加わる。しかし待てども待てども呼ばれない1240分になり、ようやくコールされスタートラインに着くと、すでにレースが始まりそうな雰囲気。しかし自分たちU23の選手達は前3列の選手達から5mほど後ろに待機させられ、しかも目の前にはコーステープが貼ってあるので前に詰められない。最前列のコーステープが外れても、まだ後ろで待機させられる。スタート15秒前になっても、まだ目の前にコーステープが貼られたまま。ふざけんな!ってことで隣のスペイン人が無理矢理コーステープをくぐって前へ。もちろん自分もそうした瞬間、ピストルが鳴った。嘘だろと思いながら、そのままスタート。始まってしまったら仕方がない。少しでも前に上がろうと追い込むが、ウォーミングアップから時間がたってしまったので、上手くエンジンがかからない。呼吸が荒く、もの凄く身体に悪いことをしている感覚。あまりポジションを上げられないままスタートループを終えて、1周目へ。相変わらず身体がキツい。少し集団で息を整えながら、少しずつ順位を上げていく。そして2周目。呼吸が落ち着いて、かなり走れるようになってきた。3周目に入るとかなり良い感覚で、ダンシングも入れながら、追い込む。レースが楽しくなってきた。4周目に入ると前に選手が見えず、周りを走っている選手の顔ぶれも同じになってきた。自分の得意なパートで集団から抜け出しても、後ろから追い上げてくる。集中力を切らさないように気をつける。5周目に入り、疲れを感じ出していたが、最初の長い登りで集団から抜け出す。中盤の平坦区間で後ろから2人の選手に追い付かれるが、一人はU23の選手で、最終周回とは思えない程パワフルに走る。同じU23の選手、この選手に勝つことを最終周回の目標にする。ダッシュ力がある選手なので前に出させない方が楽に走れるはずだが、相手もそれを分かっているので先頭を譲らない。コース終盤のコーナーの立ち上がりでダッシュをかけられ、それに着いて行くことが出来ず、数秒遅れてゴールとなった。終わってみるまで自分の順位は全く分かっていなかったが、143人中の37位(U23では12位)という結果であった。

最後まで争いながら追い込むことが出来て、やはりMTBレースは最高に面白いと感じた。
結果については全く満足していないが、まだシーズン初戦なので、結果よりも自分の感覚を大事にしていきたいと思う。
今シーズンは、まず5月にアジア選手権とワールドカップといった重要なレースが立て続けにあるので、今はそこに体調のピークをもっていけるように調整していきたい。

今しか出来ない貴重な経験、素晴らしい環境を与えてもらっていることを忘れずに、
今シーズンも努力して、いい結果を残せるように頑張っていきます。

応援とサポート、宜しくお願い致します。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

使用機材
バイク        ANCHOR プロトタイプ

コンポーネンツ   SHIMANO XTR
ホイール      SHIMANO XTR
ハンドル          SHIMANO PRO シマノプロ
ステム            SHIMANO PRO シマノプロ
シートポスト     SHIMANO PRO シマノプロ
シューズ       SHIMANO SH-M315E

フォーク      SR SUNTOUR AXON 80mm(サンツアー)

ヘルメット        KABUTOOGK)レジモス スペシャル・チームカラー
グローブ     KABUTOOGK

ウエア        Wave One

サングラス        OAKLEY Radarlock

サプリメント     SAVAS(株式会社明治)
                  ピット イン リキッド・ SAVASスポーツウォーター・パワーアミノ2500
 


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