大会名: XCO
INTERNACIONAL FUNDAO
開催日: 2019年5月12日
開催場所: ポルトガル・Fundao
カテゴリー: C1
リザルト: 11位
天 候: 晴れ
コースコンディション: ドライ
セルビアでのステージレースを終えてから1週間。
ポルトガルのFundaoで開催されたUCIクラス1となるXCOに参戦。
5年前にも来たことのある会場に懐かしさを感じながら、木曜日からコース試走を行う。今回は日曜日のレースまで十分に時間があるため、コース上の細いライン取りや機材のセッティングを入念にチェックすることができた。
コースの大半が自然の地形を生かしながらもしっかりと造り込まれたシングルトラックで、流れが良くて非常に楽しいコース。ただコース幅は狭いので抜きどころは少なく、スタートダッシュで出遅れることは避けたい。シクロクロスに近いリズムとライン取りが必要とされるセクションも多く、自分にとってはかなり得意とするコース。
今回はUCIポイントを取るという結果を残すことはもちろん、チームにとっては国内での開幕戦となる八幡浜大会前の最後のレースとなるために内容としても今シーズン1番と言える走りにしたいと意気込んで臨んだ。
スタートは2列目から。ペダルキャッチも最初のコーナーもミスなくこなすが、やはり前走者を追い抜くのが相当に困難なコース。前の選手に着いてはいけるが、抜かすことができない状況が続く。中切れを起こしそうな選手は無理にでも追い抜くようにし、14位の位置で1周目を終える。
呼吸は荒いが脚はしっかりと動いており、調子は悪くない。すぐ後ろには3人ほどのパックが迫っているが、あえて意識しないようにして前の選手を追いかけることだけに集中した。
中盤にかけて順位を2つあげて12番手。気温は30℃近くあり、身体がまだ暑さに慣れていないこともあってかなりきつく感じる。掛水で体を冷やしながら給水もこまめに取るようにした。
細かいアップダウンが続くセクションでは下りの勢いを生かしながら最小限の力で登るようにして脚を溜め、直登のパワー勝負の登りでは毎周回ギリギリまで追い込んだ。一度は引き離されてしまったポルトガルの選手の背中がだんだんと大きくなってきており、目標にしてペースを上げる。一番きつい登りで追いつき、シングルトラックに入る前に追い抜いてラスト2周へ。
固い路面から受ける衝撃で身体に疲労が蓄積し始めている。登りよりも下りでのペースが落ち始めてくるが、前を走るギリシャの選手まで20秒差と教えてもらって最後の力を振り絞る。このギリシャの選手は元マラソンの世界チャンピオンで、先月のギリシャでのレースは全く歯が立たなかった選手。彼を追い抜いてのトップ10フィニッシュには大きな意味がある。
ラスト1周。どんどんと前との距離が縮まっているのが分かるので全力でのプッシュを続ける。最後はあと2秒のところまで詰めたが、追い抜くことはできなかった。
最低限の目標であったUCIポイントは8P獲得。順位としてはもっと上を狙っていたので悔しさの方が大きく残るレースであったが、今の力は全て出し尽くすことができた。今シーズンの中では最も調子が良いと感じたレースでもあるので、次戦の国内初戦となる八幡浜大会は自信を持って臨むことができる。
今回も日本からのサポート、応援を頂きありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
TEAM BRIDGESTONE Cycling
沢田 時
使用機材
サスペンション SR
SUNTOUR AXON
シューズ
SHIMANO S-PHYRE XC9
ヘルメット Kabuto フレアー スペシャル・チームカラー
グローブ Kabuto PRG-5(ブラックレッド)
サングラス OAKLEY
FieldJacket(PRIZM TRAIL)
レース中:ピットインエネルギージェル
栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
VAAM
レース後:リカバリーメーカーゼリー
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