大会名: UCI
Class2 Raphaスーパークロス野辺山Day1
開催日: 2016年11月26日
開催場所: 長野県 南牧村 滝沢牧場
カテゴリー: エリート男子
リザルト: 2位
天 候: 晴れ
コースコンディション: マッド
野辺山1日目。先週のマキノと同様にUCI Class2のレースである。
野辺山には高校生の頃からずっと参戦していて特にコースに対する苦手意識はないのだが、毎年このレースでは先頭集団に加われたことがなく去年の5位が最高位。全日本2週間前であり国内の有力選手は全て集結しているこの大会で勝つことは非常に意味がある。今の自分のコンディションでどれだけの走りができるのかをとても楽しみにしていた。
コースはレース当日の朝まで雪が残りカチコチに凍り付いていたが、暖かい日差しで徐々に雪が解けて泥々のコンディションへと変わっていく。しかし所々は雪が残っているので、バイクコントロールが非常に難しい。シクロクロスらしくパワーとテクニックの両方が求められる最高のコースコンディション。
スタートは最前列から。号砲と同時にペダルを踏み込むが、自分が選択していたギヤは重すぎたようで最初の踏み込みから遅れてしまった。6番手の位置でスタートループを走る。アスファルトの登り坂に入って一気に全員を追い抜いて先頭に立つ。今の自分にはスタートの出遅れをカバーできるだけの脚がある。よりキツい展開にするために序盤から仕掛けていこうと決めていた。
先頭で泥区間を終えて、バギーコースを走りながら後方の様子を確認すると予想以上に集団の人数は絞れてきていることがわかった。自分と小坂選手(宇都宮ブリッツェン)、横山選手(シマノレーシング)、そしアメリカからの招待選手であるベアード選手の4人。風除けにされないようにアスファルトの登り坂に入る前に少しペースを上げて数秒抜け出しておく。そして登り口からアタック。狙い通りに集団から抜け出し、先頭単独となってレースを進める。後方とはまだまだ油断のならない10秒ほどのタイム差であるが、アスファルトの坂で一番踏めているのは自分であるので、他のセクションで大きなミスがなければ勝てるはず。
しかしここで予想外の事態が発生。前の周は水たまりであったコーナーが気温の低下によって凍り付いており、スリップダウンして転倒してしまった。横山選手と小坂選手に追いつかれてしまったが、幸いバイクと身体に大きなダメージはなくレースに復帰。しかしすぐに小坂選手がアタックしてきてタイム差を広げられる。13秒ほどのタイム差で最終周回へ。非常に厳しい展開であるが、まだ勝てる自信はあった。絶対に諦めない。
小坂選手がミスをしたことで差は縮まり、さらにアスファルトの坂で力を振り絞って遂に追いつく。しかしここで先頭に立つことを迷ってしまった。ゴールまでに追い抜けるポイントはまだ残されているので、そこまで後ろで待機する方が得策のように思えた。要は自分に余裕がなかったのだろう。中途半端な気持ちで泥区間に入ったことでコースアウトしてしまう痛恨のミス。再び開いてしまった小坂選手を追いかけるが、11秒差で追いつけずに2位でフィニッシュとなった。
勝てるチャンスは2度あったと思う。独走になりかけていたレースの中盤と、追いついた最終周回の場面。いずれも自滅してチャンスを失ってしまったことが悔やまれる。しかしあの時の自分にできることを精一杯した結果であり、次に同じミスを犯さなければこのレースも貴重な経験にすることができる。
次の日も同じコースとメンバーでレースができることがとても楽しみだ。
BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時
写真は辻啓さんより頂きました。
いつもありがとうございます!
使用機材
シューズ
SHIMANO SH-XC90
ヘルメット Kabuto ZENARD-CV スペシャル・チームカラー
グローブ Kabuto SFG-1(ブラックレッド)
クロススーツ
Jawbreaker
(PRIZM ROAD)
レース前:ピットインエネルギージェル
栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
SAVASスポーツウォーター
レース後:リカバリーメーカーゼリー
グラフィック
プルオーバータイプ(Polka dot Black)
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