大会名: 関西シクロクロス第3戦:UCI YASU ROUND
開催日: 2013年11月24日
開催場所: 滋賀県・野洲市
カテゴリー: C1(エリートクラスと混走)
リザルト: 4位
天 候: 晴れ
コースコンディション: 砂
関西シクロクロス第3戦が僕の地元、滋賀県野洲市の琵琶湖マイアミランドで開催された。この大会は世界選手権への日本代表選手を決めるセレクションレースでもある。
マイアミランドは琵琶湖岸の深い砂浜が選手を苦しませる「砂地獄」として有名なコースだ。僕は高校生の頃からシクロクロスシーズン中はレース以外でも頻繁にマイアミランドで砂の走り方を練習していて、自分のシクロクロスの原点はここに在ると言い切れる。
レース当日の試走でも、これまでになく砂区間を乗れている感覚があったので、自信をもってスタートラインに並ぶことが出来た。
ペダルキャッチも成功し、順調にスタート。砂区間を走り易くするためタイヤの空気圧は1.2気圧と極限まで下げているため、舗装路での出遅れは致命的となる。前から4番手ほどの位置に付け、大きく右にカーブして砂区間に入る。しかし、ここで砂が深い区間に進入してしまい、タイヤをとられている隙に順位を落としてしまう。8番手で先頭集団とは数秒のタイム差がある厳しいポシションで、砂地を終え林間セクションに入った。がむしゃらに前を追いかけたいところであるが、テクニックと体力の両方が必要である砂地に備えて、まずは息を整えることに集中した。スタートラップを終えて、2周目の砂区間に入ったところで追撃開始。先頭集団では落車があり、複数の選手が止まっているのが見えた。自分は前の選手とは少し距離があったため、上手く落車をかわすことができ、ポシションを上げる。先頭を走るのは全日本チャンピオンの竹之内選手と小坂選手。第2パックがアメリカからの招待選手であるザック選手と同じU23カテゴリーである横山選手。僕は5番手でレースを進める。
まずは横山選手に追い付いて4番手に上がる。先頭を走る選手達もバラけてきているのが見える。竹之内選手は独走体勢。今回僕は地元のレースで全日本チャンピオンである竹之内選手に絡んだ走りをしたいと思っていたため、スタートの失敗が本当に悔やまれる。小坂選手、ザック選手とは10秒程の差でまだまだ追い付くチャンスはある。僕の後ろにぴったりと付いてきている横山選手が気になるが、ミスが出易い砂地は先頭で入る方が有利なため、構わず前を引き続けた。この走り方がうまくいって、レース中盤には4番手単独となって前を追いかける。
3番手の小坂選手とは6〜8秒ほどの差。コース序盤の砂区間は非常に調子が良く、大きなミスもなく正確に走ることができているので、毎回この区間で小坂選手とのタイム差が少し縮まるのだが、その後の連続したコーナー区間と脚が必要な重たい平坦区間で再びタイム差が広がってしまうといった展開が続く。
ラスト2周でこのままでは追い付けないと思って舗装路区間でスパート。タイム差を4秒まで詰めた。あと少し。ファイナルラップに入って最後まで追い込む。
最後まで大きなミスはしなかったが、単純に脚が残っておらずに最後の平坦区間で逆に差を広げられてしまった。そして4番手でフィニッシュ。
U23クラスの選手の中ではトップの成績であったので、世界選手権へのセレクションレースという意味では最低限の成績は残すことができた。ただ僕が目指しているのは、エリートクラスと混走であってもトップを獲れる、常に優勝争いに加わる実力を持った選手になることだ。今回のレースでは身体の調子も良く、メンタル面でも集中力を切らすこと無く悪くない走りができたとは思うが、レース中一度も先頭を走っていないという事実は次への課題としなければならない。
やはりシクロクロスはスタートから狭め続けることが勝つために必須であることは間違いないし、いよいよ再来週に迫った全日本選手権では必ずそういう走りをしたいと思う。
挑戦者としての走りをしっかりとイメージしながら、全日本選手権へのイメージを固めていきます。
熱い応援の程、宜しくお願い致します。
BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時
使用機材
バイク
ANCHOR CX6
コンポーネンツ SHIMANO 6870系
ULTEGRA Di2
ホイール
SHIMANO DURA-ACE C35
ハンドル SHIMANO PRO
ステム SHIMANO PRO
ペダル SHIMANO XTR
シューズ
SHIMANO SH-M315E
ヘルメット KABUTO(OGK)レジモス スペシャル・チームカラー
グローブ KABUTO(OGK)PRG-3(レッド)
バーテープ KABUTO(OGK)BT-01
ウエア Wave One 夏用長袖ワンピース
サングラス OAKLEY Racing
Jacket
レンズ BLACK IRIDIUM
サプリメント
SAVAS(株式会社明治)
レース前(アップ中):SAVASスポーツウォーター
レース後:リカバリーメーカーゼリー
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