大会名: CJ-2びわこ高島STAGE
開催日: 2020年8月2日
開催場所: 滋賀県高島市・朽木スキー場
カテゴリー: エリート男子
リザルト: 優勝
天 候: 晴れ
コースコンディション: ドライ
国内公式戦2戦目となるCJ-2びわこ高島 朽木大会に参戦。
地元滋賀県でのレースということもあって優勝した開幕戦以上の最高のパフォーマンスを発揮したいと意気込んでいた。
およそ4ヶ月ぶりのレースとなった2週間前の菖蒲谷大会を迎えるまで調子はずっと右肩上がりであったが、レースを終えてからは体調に変化が現れた。とても調子の良い日もあれば、通常通りのメニューがこなせない程に疲労している日もあるなど体調のブレが大きく、モチベーションの高さに身体が付いて来られていないように感じた。同様のことは過去にも経験しているので、焦らず練習のボリュームを下げてレース当日がベストコンディションとなるように調整した。
朽木のコースはゲレンデの直登を繰り返すハードなコースで、路面の殆どに砂利と呼ぶには大きすぎる岩石がゴロゴロと露出している。こういった路面では登りではパワーを地面に伝えるのが難しくて体力を削られる上、下りではオーバースピードになった際のリカバリーが効かずに落車のリスクが大きい。また滑る路面に合わせてシッティングばかりの走行になってしまうと特定の筋肉の疲労や腰痛を引き起こして後半のペースダウンに繋がるので、ダンシングで登ることができるポイントを試走でしっかりと確認した。
梅雨が明け、日差しも強く夏本番といった暑さを感じる中、14時定刻に8周回のレースが始まった。
スタートしてすぐに2分半ほどの登りが始まるため、全力でのダッシュはせずに落ち着いて走り出す。一名の選手が飛び出したが無理に追いかけることはせずに2番手の位置で登りに入った。斜度が上がるとすぐに追いつき先頭に立つ。まだまだ登りが長いので8割ほどの力で踏んでいたが、後ろをみると既に1人で集団から飛び出している状態であった。後ろに戻る必要もないので、そのままマイペースで最初の登りをクリア。下りは安全にいって体力の回復に務め、次の登りではダンシングも入れながら積極的にペースを上げていく。後ろとの差はどんどんと開いており、自分ができる最速のペースを保つことだけに集中した。
かなり気温が高かったがフィード地点での毎回の掛水によるクーリングの効果は大きく、暑さによる疲労は感じなかった。路面が荒れた長い登りも周回を重ねるごとにハードに感じたが、応援の力に助けられる。2周回を終えた時点でトラブルを起こさなければ勝てることは間違いないと確信していたが、未来の自分のためにもっと追い込むことができるはずだと登りでは自分を鼓舞しながら走った。そして最後は後続とは4分以上のタイム差を付け、優勝することができた。
序盤の競り合いもなく菖蒲谷に比べれば楽なレース展開ではあったが、そんな中でも前回以上に高いパワーで踏めていたことは自信になった。このレースに向けての調整は上手くいったと思うが、冷静に今の自分の状態を考えると一度疲労を完全に抜いて、再び有酸素域のベースからしっかりと時間をかけてトレーニングしていくことが更なるパフォーマンスの向上に繋がると思うので実践していきたい。
次戦は9月末のワールドカップへの参戦を計画している。ここで日本人最高位での完走を果たせれば、10月の全日本での優勝という目標に限りなく近づいた状態であると言えるはず。
残り2ヶ月弱で、さらに上のレベルの選手となれるように精進していきます。
そしてこの大会を開催して頂いた運営の方々、チームとスポンサー各位、そしていつも応援下さる全ての皆様に感謝致します。地元での勝利はやはり格別に嬉しいものでした。ありがとうございました!
僕はまだまだ強くなって、必ず日本一の選手となります。
これからも宜しくお願い致します。
TEAM BRIDGESTONE Cycling
沢田 時
使用機材
サスペンション SR SUNTOUR AXON
シューズ SHIMANO S-PHYRE XC9
ヘルメット Kabuto IZANAGI スペシャル・チームカラー
グローブ Kabuto PRG-5(ブラックレッド)
サングラス OAKLEY
RadarEVPath Kokoro Collection(PRIZM RBLACK)
レース中:ピットインエネルギージェル
栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
VAAM
レース後:リカバリーメーカーゼリー
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