2018年4月18日水曜日

US Cup #4 – Bonelli Park XCO:レースレポート

大会名:            US Cup #4 Bonelli Park XCO
開催日:   2018414
開催場所:  アメリカ・Sam DimasBonelli Park
カテゴリー: UCI Hors-Class
リザルト:         DNF(途中リタイア)
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

アメリカ・Sam Dimasで開催されたUS CUPに参戦してきた。
先週のFontana大会から中1週間でのレースとなるが、時差ぼけも完全に取れたことで充実した準備を行なうことができた。レースコースを利用して脚にしっかりとした刺激を入れられたことで体調も良く、とても楽しみな気持ちで今回のUS CUPを迎えた。

アメリカに来てからの2週間の間で一度も雨が降っておらず、今回のコースも先週のFontanaと同じように乾燥し切った硬い路面で構成されている。しかしレイアウトは大きく異なり、短くパンチの効いた登りと直線的な下りが組み合わせられたハイスピードコース。下り区間にコーナーは少なく簡単にスピードに乗るが、鋭利な岩が多々あるのでパンクのリスクも高い。1周の距離は短く、スタートループ+7周回でのレース。先週よりも得意意識のあるコースであるので、今回こそは目標であるUCIポイントの獲得(25位以内)を達成したい。

2列目からスタート。先週ほど周りの選手のスピードに圧倒されることはなく、20番手ほどでスタートループをクリアして本コースへ入っていく。砂埃で視界が悪いが、試走の時にラインをしっかり確認しておいたので問題無い。位置取り争いでペースが上がる箇所も予想できていたので、冷静に力を出し切って走ることができていた。体に余裕は無いが、限界ギリギリの良いペースで追い込めている。

1周目は27位でクリア。目の前に選手もたくさん見えているので目標の25位内は十分に狙える位置。登りを数名のパックでクリアし、ハイスピードな下りへ入る。この下りは鋭利な石が多数あってパンクのリスクが非常に高く、試走の時に最も念入りにラインを確認したセクション。岩場を真っ直ぐに突っ切るのが最速ラインであるが、自分はパンクのリスクを考えて岩場を避けるラインを選択していた。1周目はこのラインで全く問題無かったので、2周目も同じラインを選択。しかしそこで前輪を滑らせて転倒してしまう。すぐに立ち上がり走り出すのだが、足に全く力が入らない。自分の足を見ると予想以上に出血が酷く、このまま走り続けるのが怖くなってきた。自分を追い抜く選手たちさえも心配そうな視線を送ってくる。どう考えてもこのまま走り続けるのは良く無い。小林監督が待つピットまで走り、残念ながらその場でリタイアとなった。

傷は予想以上に深くてすぐに病院に運ばれて15針縫うこととなった。アジア戦を前にして一番望んでいない内容のレースをしてしまったことがとても残念だが、こうなってしまったからには1秒でも早く治すことに気持ちを切り替えたいと思います。

また沢山の方々のご支援のおかげで無事に日本に帰国できたことに感謝致します。
全てを力に変えて、3週間後のアジア選手権をベストな体調で迎えられるように準備していきます。

日本からの応援、そしてお心遣いの言葉をかけて頂き、本当にありがとうございました。
怪我をしてしまったことは現時点ではマイナスでも、必ずプラスの出来事に変えてみせます。それは僕のこれからの行動次第だと思っています。

今後とも宜しくお願い致します。

TEAM BRIDGESTONE Cycling
沢田 時

使用機材
バイク       ANCHOR XR9http://www.anchor-bikes.com

サスペンション  SR SUNTOUR AXON

コンポーネンツ   SHIMANO XTR Di2 M9050シリーズ (http://www.shimano.co.jp
シューズ         SHIMANO  S-PHYRE XC9

ヘルメット                Kabuto ゼナード スペシャル・チームカラー
グローブ     Kabuto  PRG-5(ブラックレッド)
                                   (https://www.ogkkabuto.co.jp)

ウエア        Wave One (http://www.wave-one.com
         Legge Fit Pro
         
サングラス        OAKLEY (http://jp.oakley.com
         JawbreakerPRIZM ROAD
        
サプリメント     SAVAS(株式会社明治)(http://www.meiji.co.jp/sports/savas/
          レース前:ピットインエネルギージェル
                栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
                            レース中:VAAM 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

ヘッドバンド   HALO バンディット (https://www.haloheadband.jp
         


2018年4月9日月曜日

UCI H-Class US Cup-Fontana City National:レースレポート


大会名:            US Cup-Fontana City National
開催日:   201847
開催場所:  アメリカ・FontanaSouthridge Park
カテゴリー: UCI Hors Class
リザルト:        36
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

アメリカ・ロサンゼルスから40kmほど東に位置するフォンタナで開催されたUScupに参戦してきた。来週も近くの会場でUCI最高カテゴリーのHors-Classが開催されるために、2週連続でのUCIポイントと賞金の獲得を狙って多くの強豪選手が参戦している。ほとんどがアメリカ国内の選手であるが、その数は80名以上。さすがアメリカ。MTB誕生の地だということを肌で感じた。

コースは広大なバイクパークの中に引かれた一周8.6kmもあるロングコース。硬く乾いた土の路面と岩を組み合わせて造られたハイスピードコース。急勾配なアップダウンやライン取りがシビアなセクションは存在しないが、上手い選手ほど最低限のブレーキングで高速コーナーをクリアできるように造られているのは先日のオーストラリアのサーキットと同じである。日本ではこういった高速コースを走ることがないために苦手意識があるのだが、オーストラリアで掴んだ良いイメージを自信にして25位以内に与えられるUCIポイントを獲得することが今回の目標。これまで獲得したポイントのおかげでスタートは最前列に並ぶことができ、俄然やる気も湧いてくる。

落ち着いてペダルキャッチに成功してスタート。予想はしていたことだが、とにかく周りの選手のスピードが速い。コーナーの立ち上がりからの加速が非常に速く、土煙りでよく前も見えない状況の中でダッシュを繰り返すワールドカップや世界戦のスタートを思い出す。コース上に抜きどころは少なく、前半にあるアスファルトの長い登りが順位を上げるために重要なポイントだと覚悟していたが、そこに辿り着くまでのダッシュの連続で既に身体中がキツい。肝心の登りに入ると何人もの選手に抜かれてしまい、せっかくの最前列スタートの優位さはあっという間に帳消しになる。下りで息を整えてなんとか次のポジション争いに備えようとするのだが、踏むべきギアを踏めずにスピードが上がらず、登りのたびに順位を落としてしまう。

2周目。平坦区間は数人のパックで走行しながら高速でレースを進めることで、徐々にリズムを取り戻す。高速区間が多いコースなので単独よりも数人のパックで走る方がペースを維持できて絶対に速い。だからこそスタートからの位置取りで良いパックに入らなければいけなかった。ポイントをかけた争いからは脱落してしまったかもしれないが、この位置でも自分の限界を超える走りをして次戦の糧にするしかないと気持ちを切り替える。

3周目。自分のミスでボトルを取り損ねてしまい、やたらと喉が乾く。かけ水を用意しておかなかったことも後悔。まだ暑さに体が慣れていないことも大きいので、来月のアジア戦前に暑さ対策が必要だと感じる。順位は下がりはしないが上げることもできない苦しい展開が続く。

そしてラストラップ。自分が今何番なのかは分からないが、最後まで競り合ってきた選手に競り勝って終えることを目標にする。平坦区間では後ろに付き、最後の登りの前でアタックして振り切ることができた。ラストラップが一番レースらしい良い走りができたと思う。
36位でのフィニッシュとなった。

1周目から身体が動かず理想とは程遠い走りになってしまった。なぜそうなってしまったのか?体調や調子云々ではなく、スタートダッシュのペースが自分にとってはオーバーペースでレッドゾーンに入ってしまったということに尽きる。
そして来週のUScupに向けて出来る対策はなにか?周りを気にせず自分のペースでスタートしたところで結果は変わらない。あるいはもっと悪くなるだろう。ポイントを取れる位置でレースを展開するには1周目の位置取りが全てと言っていい。そのために必要な刺激を今週のトレーニングにしっかりと入れて次戦に臨もうと思う。そして25位以内という目標を必ず達成したい。

アジア選手権前最後となる来週のレースを結果も内容も満足したもので終えられるように、この1週間を集中して過ごしていきます。

たくさんの応援、サポートありがとうございました!

TEAM BRIDGESTONE Cycling
沢田 時

使用機材
バイク       ANCHOR XR9http://www.anchor-bikes.com

サスペンション  SR SUNTOUR AXON

コンポーネンツ   SHIMANO XTR Di2 M9050シリーズ (http://www.shimano.co.jp
シューズ         SHIMANO  S-PHYRE XC9

ヘルメット                Kabuto ゼナード スペシャル・チームカラー
グローブ     Kabuto  PRG-5(ブラックレッド)
                                    (https://www.ogkkabuto.co.jp)

ウエア        Wave One (http://www.wave-one.com
         Legge Fit Pro
         
サングラス        OAKLEY (http://jp.oakley.com
         JawbreakerPRIZM ROAD
        
サプリメント     SAVAS(株式会社明治)(http://www.meiji.co.jp/sports/savas/
          レース前:ピットインエネルギージェル
                栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
                            レース中:SAVASスポーツウォーター 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

ヘッドバンド   HALO バンディット (https://www.haloheadband.jp