2016年10月31日月曜日

関西CX#2 日吉大会:レースレポート


大会名:            関西シクロクロス第2戦 日吉大会
開催日:   20161030
開催場所:  京都府・スチールの森日吉
カテゴリー: C1
リザルト:        優勝
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

シクロクロス2戦目となる関西クロス日吉大会に参戦してきた。

同じ日に山形県でUCIレースが開催されていて国内の多くの有力選手はそちらに参戦している。今の自分はレースよりもトレーニングに重きを置いている時期であるので、UCIレースへの参戦は見送った。暖かい関西から気温差の激しい場所に長距離遠征をすることで体調を崩すリスクを避けたいという理由もある。

あくまで年内の目標は2週間後のMTB最終戦で優勝して5連勝でシリーズチャンピオンを獲ることと、1211日の全日本選手権で優勝することの2つ。今は練習で取り組んでいることがしっかりとレースで出せているかを確認しながら、自分の体調を管理していくことが最も大切だと考えている。

日吉は関西クロスでは定番の会場であり、自分も中学生の頃からレースを走っているのでコースの特徴はよく分かっている。全日本へ向けた練習も兼ねてレース前の試走もしっかりと走り込んだ。パンクの多いコースであるので、念入りにラインを確認しながら適切な空気圧を探る。シクロクロスではタイヤの空気圧がレースの勝敗を分けるほどに重要であると思っている。なにより空気圧が適切でなければ走っていて楽しくないので練習の時から真剣に調整するようにしている。朝の試走では1.6気圧がベストに感じたが、レース直前の試走では路面が乾いてきていたので1.8気圧に変更した。

一列目からスタート。すぐにトップに立って独走で走る展開となった。
毎年レースを走っている場所であるからこそ、今年の自分がとても良い状態でシーズンを迎えられていることがよく分かる。踏めば踏むだけバイクは加速し、技術的なミスも少ない。去年よりも路面は軽く、登りは短く感じた。3週間後のUCIマキノ大会とコースレイアウトがよく似ているため、3週間後の自分の走りもイメージしながら周回を重ねた。ラスト3周からはさらにペースを上げて走る。そして3分以上の差をつけてトップでゴール。




走りの感覚としては前回のレースよりも身体が重く感じたが、レースのデータを確認してみると前戦よりも高いパワーで踏めていることがわかる。より追い込んだレースをすることができた。今はレースと練習のバランスが上手くいっているので走るたびに調子が上がっているが、これから気温の変化や連戦での疲労が溜まってくることで体調を崩す可能性も大きくなってくることを忘れてはいけない。今のやり方にこだわり過ぎず、目標であるレースに向けてベストな体調で臨めるようにしっかりと自己管理をしていきたいと思う。

今回もたくさんの応援を送っていただき、ありがとうございました。
次戦は初めての参戦となる東海クロスに行ってきます。
僕が好きな砂のコースであるので、とても楽しみにしています。
応援のほど、宜しくお願い致します。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

写真はKikuzoさんより頂きました。
いつもありがとうございます!

使用機材
バイク       ANCHOR CX6http://www.anchor-bikes.com

コンポーネンツ   SHIMANO DURA-ACE 9070シリーズ Di2 (http://www.shimano.co.jp

シューズ         SHIMANO  SH-XC90

ヘルメット                Kabuto ゼナード スペシャル・チームカラー
グローブ     Kabuto  PRG-5(ブルー)
                                    (https://www.ogkkabuto.co.jp)

ウエア        Wave One (http://www.wave-one.com
         長袖ワンピース
         
サングラス               OAKLEY (http://jp.oakley.com
         JawbreakerPRIZM ROAD
        
サプリメント     SAVAS(株式会社明治)(http://www.meiji.co.jp/sports/savas/
          レース前:ピットインエネルギージェル
                栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
                                                SAVAS VAAM 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

ヘッドバンド   HALO (https://www.haloheadband.jp
         グラフィック プルオーバータイプ(Polka dot Black


2016年10月25日火曜日

関西シクロクロス第1戦 りんくう大会:レースレポート


大会名:            関西シクロクロス第1戦 りんくう大会
開催日:   20161023
開催場所:  大阪府・りんくう公園
カテゴリー: C1
リザルト:        優勝
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

いよいよシクロクロスシーズンが開幕した。
今シーズンのシクロクロスでの目標はただ一つ。1211日の全日本シクロクロスで優勝することである。全日本までに走るレースは全部で7戦。その一戦一戦でしっかりと目的を持って走り、次戦に繋がるレースをしていくことが何よりも大切になってくる。レースでしか味わえない経験と刺激を積み重ねていくことで、全日本には自分史上最強の状態に仕上げて臨みたい。

今回は2週続けてMTBレースをこなしてからのシクロクロス初戦となった。身体は疲労がたまってきていることを考慮してハードな練習は詰め込まず、バイクのポジションを出すことを最優先に準備した。身体のコンディションは復帰してからとても良く仕上がっており、全日本までのトレーニング計画も全て立てているのでここで変に焦る必要はない。今持っているパワーを無駄なくペダルに伝えて正しくバイクに乗れるように、ポジションの微調整を繰り返し行なった。レース2日前には身体がバイクと一体になっているような感覚を掴むことができたので、久しぶりのシクロクロスを楽しみにしながら週末を迎えた。

最前列からスタート。ライン取りのミスで一度は追い抜かれるが、すぐにトップに立って独走態勢となった。シクロクロスに必要な要素が凝縮されたような素晴らしいコースであったので、とても気持ち良く走り続けることができた。


コーナーではできる限りペダルを回し続けながら、最小限のブレーキングで曲がれるように意識した。MTBのようにタイヤをロックして流せないので、オーバースピードでコーナーに突入すると大きくタイムロスしてしまうが、慎重になり過ぎるとコーナーの立ち上がりでスピードが死んでしまっているので無駄足を使うハメになる。そのあたりの繊細さがシクロクロスはとても面白い。担ぎ区間やシケインは身体に染み付いている動きなので、スムースにこなすことができたと思う。



 毎周回タイム差を広げ、2分差をつけてトップでゴール。限界まで追い込み切れたレースではなかったが、シクロクロス初戦にしては身体の動きはとても良く、一時間というレース時間があっという間に感じた。

今週と来週はハードな練習をしていこうと思っているので、体調管理には十分に気を使いながら良い時間を過ごしていきたいと思います。
次戦は関西シクロクロス第2戦の日吉大会を走ります。
今シーズンも応援のほど宜しくお願い致します!

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

写真は西村さんより頂きました。
いつもありがとうございます!

使用機材
バイク       ANCHOR CX6http://www.anchor-bikes.com

コンポーネンツ   SHIMANO DURA-ACE Di2 http://www.shimano.co.jp

シューズ         SHIMANO  SH-XC90

ヘルメット               Kabuto ゼナード スペシャル・チームカラー
グローブ     Kabuto  PRG-5(ブラック)
                                    (https://www.ogkkabuto.co.jp)

ウエア        Wave One (http://www.wave-one.com
         
サングラス             OAKLEY (http://jp.oakley.com
         JawbreakerPRIZM ROAD
        
サプリメント     SAVAS(株式会社明治)(http://www.meiji.co.jp/sports/savas/
          レース前:ピットインエネルギージェル
                栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
                                 SAVAS VAAM 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

ヘッドバンド   HALO (https://www.haloheadband.jp
         グラフィック プルオーバータイプ(Polka dot Black


2016年10月18日火曜日

CJ#7 富士見大会:レースレポート


大会名:            CJ#7 富士見大会
開催日:   20161016
開催場所:  長野県 富士見パノラマスキー場
カテゴリー: エリート男子
リザルト:        優勝
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

前戦の一里野大会から中1週間で迎えた国内第7戦の富士見大会。
僕が怪我によって出場できなかった今年の全日本選手権が開催された会場である。
全日本4連覇を逃した場所で、復帰からの4連勝を飾ることが目標であった。

レースまではずっと晴天が続き、久しぶりのドライコンディションでのレースとなった。
富士見のコースは重いギヤのまま踏み込んでいくようなハイスピードな登り返しが多く、レース本番の3日前に監督と取り組んだカーペーサートレーニングが生きるようなコースレイアウトだと感じた。

定刻通りにレースは始まり、まずは5番手ほどの位置で登り始める。シングルトラックの下りに入るまでに前走者を追い抜くことができるポイントはあらかじめ確認してあるので、この位置にいても落ち着くことができる。決めていた位置取りとライン取りを使って一人ずつ抜かしていき、狙い通りに先頭に立ってシングルトラックに入ることができた。



集団から抜け出すためにコーナーの立ち上がりでは積極的に踏んでスピードを上げる。下りきる頃には自分を先頭に3人で抜け出す展開となった。身体は軽く、登りでは積極的にダンシングを使ってペースを上げ続ける。すぐに単独となって、1周目を終える頃には後ろと30秒の大差をつけることができた。


さすがに少し飛ばしすぎかと不安になったが、自分を信じて踏み続ける。3周目を終える頃には1分のタイム差。トラブルが起きない限り優勝は間違いないが、安全にゴールまで走るという選択肢は頭に浮かんでこなかった。来年の全日本で日本一になりたいのであれば、今日のレースを勝つことだけで満足してはいけない。無難に走るだけでは自分の弱い部分を発見できない。ゴールまで全力を出し続け、独走でフィニッシュ。2周目とファイナルラップのタイムが同じであったことに自分の成長を感じることができたレースであった。



先頭に立っても攻め続けるレースをできたことが何よりも嬉しい。これまでの自分は良くも悪くも慎重なレース運びをしてしまうことを自覚していたが、少しずつ自分の殻を破ることができるようになってきている。レースで全力を出せたことによって練習で取り組まなければならない課題を新たに見つけることができた。
まだ11月に最終戦を残しているものの、この勝利によってCJランキング1位になることが決定しました。シリーズチャンピオンとして来シーズンはNo.1ゼッケンをつけて走ることになります。初優勝した年にシリーズチャンピオンになれたことをとても嬉しく思います。

そして今週末からはいよいよシクロクロスシーズンが始まります。
今の良い流れをシクロクロスにも持っていけるようにしっかりと準備していきます。

これからも応援のほど宜しくお願い致します。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

写真は伊東さんから頂きました。
いつもありがとうございます!

使用機材
バイク       ANCHOR XR9http://www.anchor-bikes.com

コンポーネンツ   SHIMANO XTR Di2 (http://www.shimano.co.jp

フォーク     SF16-AXON werx RLRC 15QLC2-Ti-CTS-27. 
         (https://www.riteway-jp.com/pa/sr_suntour/sr_suntour.html)

シューズ       SHIMANO  SH-XC90

ヘルメット                Kabuto ゼナード スペシャル・チームカラー
グローブ     Kabuto  PRG-5(レッド)
                                   (https://www.ogkkabuto.co.jp)

ウエア        Wave One (http://www.wave-one.com
         レジェフィットプロ
         
サングラス              OAKLEY (http://jp.oakley.com
         EVZeroPRIZM TRAIL
        
サプリメント     SAVAS(株式会社明治)(http://www.meiji.co.jp/sports/savas/
          レース前:ピットインエネルギージェル
                栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
                            レース中:SAVAS VAAM 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

ヘッドバンド   HALO (https://www.haloheadband.jp
         グラフィック プルオーバータイプ(Polka dot Black