2013年9月24日火曜日

日本に帰るのですが。。。

さて、久しぶりにレースレポート以外でのブログ更新です。

実は明日、久しぶりに日本に帰国します。(25日の朝に到着予定)
7月の全日本選手権以来なので、約2ヶ月ぶりですね。

今年も色々な国に遠征に行く機会を与えて頂き、その度にゴソゴソと荷物をまとめていたわけですが(引っ越しも2回したし)、やっぱり日本への帰国となるといつもの遠征とは違うわくわく感があって楽しいですね ♫ 今回は冬服やシクロクロス用のパーツも持って帰るので、総重量何キロだ?って感じですが、頑張って帰りたいと思います。この荷物の量だったら、関空で変な目で見られること間違いないな〜(笑)

しかし、まだオフシーズンというわけではなく、日本に帰った次の日から再び遠征。
今度はマレーシアに行ってきます。ツール・ド・ランカウイというMTBのステージレースに日本代表として出場させて頂けることになりました。
ステージレースは僕にとって初めての経験なので、とても楽しみです。
レース自体はコース、選手共にかなりレベルが高くハードなのは間違いないですが、
自分の力を信じてぶつかって行きたいと思います。

そして、ツール・ド・ランカウイを終えたら10月6日に帰国しますが、
その一週間後のJシリーズ最終戦、一里野大会には出場する予定です。

実はJシリーズのエリートクラスを走るのは高校生以来...(と言っても2年前ですがww)
成長した姿をお見せできるように、しっかり体調を整えて走りたいと思います。
そしてここでの目標ははっきりしています。


すばり、、、優勝することです。


僕のMTBシーズンも残り一ヶ月を切りました。
最後まで全力で走り続けますので、皆様応援のほど宜しくお願い致します。

2013年9月16日月曜日

WC最終戦Hafjell:レースレポート


大会名:   UCI MTB WORLD CUP 2013 : HAFJELL
開催日:   2013914
開催場所:  ノルウェー・HAFJELL
カテゴリー: U23
リザルト:        DNF
天 候:   曇り→雨
コースコンディション: ドライ→ウェット

世界選手権を終えて2週間。ついにワールドカップ最終戦の日がやって来た。
しっかりと身体の疲労を取ることに専念したおかげで体調は良く、ワールドカップでは今年一番の走りが出来るのではないかという自信を持ってレースに臨んだ。コースも自分に向いていて、試走を重ねるごとに良いイメージが沸き上がってくる。
あとは課題であるスタートをいかに決めるか。それだけに集中していた。

レース当日は朝から曇り空で、いつ雨が降り出してもおかしくない天候。気温もかなり低くなっている。スタート一時間前からウォーミングアップを開始し、いつもより入念に追い込んでおいた。特にスタートの練習を繰り返す。脚には程よい張りがあり、心拍数もスムースに上がってくる。身体はしっかり回復していることを確認できた。自信を持って3列目に並ぶ。
そしてスタート。あっという間に前走者が巻き上げる砂煙で前が全く見えない状態になるが、ここで怖がって脚を緩めるわけにはいかない。全力で踏み続ける。今回はペダルにしっかりと力が伝わっている感覚がある。30番手ぐらいだろうか。悪くないスタートを切れていることは分かったが、振り返って自分の位置を確認する余裕は一切無い。後ろどころか横を見ている暇もなかった。前だけを見ていた。集中できている。今までに無い感覚だ。シングルトラックに入ると渋滞が発生したが、ここでもバイクの乗り降りに手間取ることはなく、むしろ順位を上げることに成功した。今日はいける。どんどんと気持ちが乗ってくるのを感じる。

しかし長い登りを終え、下りに入るところで早くもトラブルが発生。なんと前輪がパンク。ピットまで自転車を押して走るが、下り区間だったこともあり一気にポジションを落としてしまう。ピットでホイール交換を終えた時には周りに殆ど選手はいない状況。2周目に入る時に60番手。

このままでは完走も厳しい。でも今日は諦めたくなかった。途中で切られるのであれば、いつもより追い込んだ走りが出来るはずだと自分に言い聞かせた。前に見える選手はいなくてもペースを落とさずに走り続け、だんだんとパックで走る選手が前に見えてきた。順調に順位を上げていくことができ、40番手前半に。気がつけば世界選手権よりもいい位置で走っている。そのことで更に気持ちがのってくる。まだいける。今日はなんとしてでも30番手でレースを終えたい。
完走できるかどうか。この時はそんなことはどうでも良いと思っていた。とにかく目の前の選手に追い付き、少しでもポジションを上げること。それだけに集中していた。身体の調子は非常に良いし、レースを楽しめている。

しかし、トラブルはまたしてもやってきた。なんと二度目のパンク。今度は後輪。ピットまで距離があるため、無念のDNFとなった。自転車を押しながら思わず叫んでしまった。何で今日なんだと。ここ3年程、MTBレースでパンクしたことは一度もなかった。それが今日は二度も。

もともとパンクが多いコースであることは、試走やエリートのレースをみて分かっていた。しかし、どこか自分には関係ないと思う部分があったのは確かだ。ここ数年パンクとは無縁だったため、まさかこんなことになるとは思ってもいなかった。タイヤのセッティングも快適性を重視して、いつもより低い空気圧に設定していたのも原因だろう。レースで起きる全ての原因は自分にあるのだ。身体のコンディションだけでなく、あらゆることを想定して準備しておかなければならなかった。

今回、こんな形でワールドカップ最終戦を終えてしまい、非常に悔しい気持ちに溢れている。しかし、このワールドカップ最終戦を走ることができて本当に良かったと思う。パンクするまでの走りは自分でも納得のいくものであったし、30番手、20番手は可能性があった走りが出来たと思う。ただ結果を残せなかったこと。このことがプロの選手として非常に申し訳なく、重く受け止めなければならない。

フランスに来て2年目。今年は自分にとって厳しいシーズンとなった。いかに世界で通用するといわれる選手になることが難しいことか。そのことを実感している。
でも、僕にできないことだとも思っていない。U23は4年間。残り3年間で必ずトップ10に入る選手になりたい。そのためにも来年はまずトップ20で走れる選手になること。これを目標にして、来シーズンに向けて努力して行こうと思います。

今回のレースで今年のフランスでの活動は終了しました。
沢山の応援とサポートを頂いたことを大変感謝しております。
ありがとうございました。

あとは僕が強くなるだけだと思っています。
これからも宜しくお願い致します。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

使用機材
バイク        ANCHOR プロトタイプ

コンポーネンツ   SHIMANO XTR
ホイール      SHIMANO XTR
ハンドル            SHIMANO PRO シマノプロ
ステム                SHIMANO PRO シマノプロ
シートポスト       SHIMANO PRO シマノプロ
シューズ         SHIMANO SH-M315E

フォーク      SR SUNTOUR AXON 100mm(サンツアー)

ヘルメット                KABUTOOGK)レジモス スペシャル・チームカラー
グローブ     KABUTOOGK

ウエア        Wave One ワンピース

サングラス        OAKLEY Racing Jacket

サプリメント     SAVAS(株式会社明治)
                  ピット イン リキッド・ SAVASスポーツウォーター・パワーアミノ2500。 


2013年9月2日月曜日

2013 世界選手権 レースレポート


大会名:   UCI MTB WORLD CHAMPIONSHIPS 2013
開催日:   2013830
開催場所:  南アフリカ・Pitermaritzburg
カテゴリー: U23
リザルト:     47位(−1ラップ)
天 候:   曇り→雨
コースコンディション: ドライ→ウェット

今年も世界選手権の日を迎えた。もちろん今シーズン一番の目標としてきたレースである。
ジュニアカテゴリーの時から世界戦を経験してきて、今年は3年目。U23カテゴリーでは初挑戦となる世界選手権であった。

今シーズンからU23カテゴリーとなって、これまでワールドカップを3回経験してきた。しかしその中で、自分がイメージして臨んでいた結果は一度も残すことが出来なかった。中には調整が上手くいかずに実力を出し切れなかったレースもあるが、U23カテゴリーに上がってからはベストの体調でレースに挑んでも結果が出せないというレースが続いている。もちろんその原因は自分の根本的な実力不足にあることは分かっている。しかし実力が発揮できたのに結果が付いてこないということほど選手として悔しいことはない。またジュニアカテゴリーの時は自分のベストの走りさえ出来れば、ある程度の位置で走ることが出来ていたため、正直今の状況を受け入れることは苦しかった。

しかし、いくら悩んだところで僕に出来ることは自分を信じて努力を続けていくことしかないのだ。U23一年目の自分はまだまだ努力の時間が足りていない。将来世界のトップ選手になりたいのであれば今この時を頑張るしかないのだ。そう気持ちを切り替えて、世界選手権に向けて準備を進めてきた。時間はないが、やれることはやろうと。あとは自分の力を信じて精一杯レースを走るだけ。そういう気持ちで南アフリカにやってきた。

金曜日のレース本番に向けて、火曜日からコース試走を行なう。噂に聞いていた通り、Pitermaritzburgのコースはとてもテクニカルでハードなものだった。路面自体は固く締まっていて木の根っこも殆ど無くて走り易いのだが、至る所にある人工的なロックセクションが本当に難しく、一瞬の判断ミスが即転倒に繋がるような危険なセクションばかりであった。徐々にコースには慣れて、ほぼ自分の想い通りのラインで走れるようにはなったが、今年のオフシーズンの間には集中的に下りに特化した練習をしなければいけないと感じた。今のXCはコース自体もどんどんテクニカルになっている上に、一周の距離が短いため、それだけテクニカルセクションをクリアしなければならない回数が多い。また一区間の登りの時間もそれほど長くないために、登りが強い、パワーがあるだけでは絶対に上位には絡めない。ダウンヒルパートの重要性を再認識させられた。

前週にかなり追い込んだ練習をしてきたため、いかにその疲労をレースまでにとるかが重要であった。日本チームのスタッフの方々の万全のサポート、特にマッサーの田崎さんに毎晩ケアして頂いたことで、レース前日にはかなり脚が軽くなってきたことを実感していた。
ぞしてレース当日。朝のアップ、スタート直前のアップ共に好調。自信を持ってスタートラインに付くことが出来た。今回は3列目からのスタート。

ペダルキャッチは上手くいき、前の選手と詰まること無く順調に漕ぎだす。このままいけると思ったのだが、おかしい。脚に上手く力が入ってこない。どこかスカスカしている感じで周りのスピードに付いて行けない。一気にポジションを下げてしまう。こうなると渋滞に巻き込まれて前に上がることが出来ない。ようやく選手の動きが流れ出して登りに入ると、調子良く踏んで行くことはできた。少なくともこれまでのWCで感じたような、登りでパワー負けしている感じはしない。少しずつ順位を上げいき、40番台まで上がったが、既に前に見える選手はほとんどいない。だんだんとこの位置で走っている自分に対して悔しさがこみ上げてくる。今日の自分は決して悪い体調でなかったのにスタートの失敗によって全てを失ってしまった。これが今の世界のXCレースなんだと改めて感じた。

5周目、最終周回に入れるかギリギリの所であることは分かっていたので、前に選手は見えないが全力で走る。しかし焦りからか最後のロックセクションでタイヤを滑らせコントロールを失い、大きく転倒。これによってバイクも少しトラブってしまい大きくタイムをロスしてしまった。そして最終周回に入ることが出来ず、80%ルールでカット。完走できなかった。

スタート。。。やはりこれが僕にとって一番の課題であることは間違いない。XCレースは最初の半周でほぼ順位が決まってしまうといっても良い。ここを改善すれば一気に今の状態から抜け出すことが出来ると確信している。

やることは沢山あるのだが、まずはシンプルにスタートを決めるということだけに集中したい。その上で自分がどの位置でフィニッシュできるのかもう一度挑戦してみたい。

チャンスはあと一度。2週間後のWC最終戦に向けて、もう一度集中し直します。
まだシーズンは終わっていない。最後まで全力で戦い、納得の結果で締めくくりたいと思います。

これからも応援とサポートの程、宜しくお願い致します。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

使用機材
バイク        ANCHOR プロトタイプ

コンポーネンツ   SHIMANO XTR
ホイール      SHIMANO XTR
ハンドル          SHIMANO PRO シマノプロ
ステム            SHIMANO PRO シマノプロ
シートポスト     SHIMANO PRO シマノプロ
シューズ       SHIMANO SH-M315E

フォーク      SR SUNTOUR AXON 100mm(サンツアー)

ヘルメット        KABUTOOGK)レジモス スペシャル・チームカラー
グローブ     KABUTOOGK

ソックス        Wave One

サングラス        OAKLEY Racing Jacket

サプリメント     SAVAS(株式会社明治)
                  ピット イン リキッド・ SAVASスポーツウォーター・パワーアミノ2500。