2013年7月23日火曜日

全日本MTB選手権大会:レースレポート




大会名:   第26回全日本MTB選手権大会
開催日:   2013720
開催場所:  静岡県伊豆市・サイクルスポーツセンター
カテゴリー: アンダー23
リザルト:        優勝
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

全日本選手権で勝つために、約半年ぶりに日本に帰ってきた。
まずは実家のある滋賀県でゆっくりと過ごしながら、慣れ親しんだ道でレースに向けたトレーニングを約一週間しっかりと行なう。そして水曜日に滋賀から伊豆へと移動して、木曜日は移動の疲れをとることに専念。金曜日にコース試走をし、だんだんとレースへのイメージを膨らませていった。試走のペースでも分かる程の高速コース。特にテクニカルなセクションはなくても、スピードが速いためにひとつ一つのセクションが気の抜けないコースのように感じた。

レース当日まで大きな緊張感はなく、夜もぐっすりと眠ることが出来ていた。すでに時差ぼけも完全にとれている。いつも通りのパフォーマンスを発揮すれば必ず勝てるという自信があった。自分はジュニアカテゴリーであった去年までMTB、シクロクロスともに全日本選手権では二連覇しており、同年代とのガチンコ勝負ではまだ負けたことが無い。そしてもちろん、アンダー23カテゴリーでは初出場となるこの全日本選手権でも負けるつもりは無い。何があってもトップでゴールに帰ってくる、そういう気持ちでスタートを待つ。

最前列の一番左端からスタート。直線では向かい風のため先頭に立つ気はなく、3番手の位置につける。登り坂で後ろから踏み込んでトップに立ち先頭で下りセクションへ。先頭に立つ時にスムースに加速できたことから身体の動きが良いことを確認できた。集団のままスタートループを終えて、本コースに入る。ここから6周回のレースとなる。
1周目、早くも自分とキャノンデールの中原選手の2人が抜け出した形となった。後ろを振り返らなくても中原選手が僕をぴったりとマークしていることを感じる。2周目に入り、アスファルトのヒルクライムセクションでペースを上げてみる。中原選手を少しだけ離すことが出来たが、その後の傾斜面で思ったようにペースを上げることが出来ずに3周目に入る頃には再び追い付かれてしまった。いったん後ろに下がって息を整える。追い付かれたことで若干焦る気持ちもあったが、再びアタックを仕掛けるのは同じアスファルトの坂であると決めていた。問題は何周目で仕掛けるか。次は一発で決めなければならない。
そして4周目。決めていたポイントでダンシングでアタック。後ろを振り返ると中原選手との距離は一気に開いた。この瞬間、さらに自分のなかでパワーが湧いてくるのを感じた。後は自分の走りをするだけだ。
5周目。すでに一分以上の差をつけることができている。しかし下りセクションで前輪をスリップさせてしまい、大きく転倒。すぐに起き上がり自転車を走れる状態に直してから再スタート。中原選手の気配は感じないが、かなりタイムをロスしてしまった。また転倒した際に右手を痛め、走ることがかなり辛い状況に。作戦を変更して、さらに差を広げていく走りから、多少は詰められても良いのでタイム差を守りきる走りに変更した。今日は何が何でも勝たなければならない。
ラスト1周に入り、慎重な走りにはなってしまったが無事にゴールまでたどり着く。
アンダー23カテゴリーでの日本チャンピオン獲得。今年の第一目標を達成することが出来た。

やはり勝つということは本当に難しい。そう感じたレースであった。中原選手は予想以上に強力で引き離すことに体力を使ったし、単独になってからも大きな転倒をしてしまい、もうこれ以上ミスは出来ないという中で走り続けるのは本当に困難なことであった。
しかしそれでも、完璧なレース展開ではなくても優勝することが出来た。
このことは本当に嬉しく思う。

応援、サポートをして頂いた全ての方に感謝しています。
本当にありがとうございました。
今週金曜日のWC第4戦アンドラ大会はさっそく全日本チャンピオンジャージで走ります。

これからも応援とサポートの程、宜しくお願い致します。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

使用機材
バイク        ANCHOR プロトタイプ

コンポーネンツ   SHIMANO XTR
ホイール      SHIMANO XTR
ハンドル                  SHIMANO PRO シマノプロ
ステム                      SHIMANO PRO シマノプロ
シートポスト       SHIMANO PRO シマノプロ
シューズ         SHIMANO SH-M315E

フォーク      SR SUNTOUR AXON 100mm(サンツアー)

ヘルメット              KABUTOOGK)レジモス スペシャル・チームカラー
グローブ      KABUTOOGKPRG-1

ウエア          Wave One 半袖ワンピース

サングラス              OAKLEY Racing Jacket

サプリメント       SAVAS(株式会社明治)
                           ピット イン リキッド・ SAVASスポーツウォーター・パワーアミノ2500。 


2013年7月11日木曜日

I LOVE ジャポン!!!

お久しぶりです。
昨日の朝、約半年ぶりに日本に帰ってきました。
フランクフルト空港を飛び立ってから10時間、機内から朝日に照らされたニッポンが見えた時は、もの凄くテンションがあがりました。上から見た感想としては、全然フランスに負けてません。日本は本当に美しい国です。

関空からまず直行したのは水春。
滋賀県の自転車野郎のたまり場的な風呂屋です(笑)

冬に関西シクロクロスの仲間達と来たのが懐かしい...
今回は人生でトップ3に入るくらい良い湯でした〜。
移動でムクんだ脚もほぐれて最高です^^


その後はイオンで家族と昼食。
久しぶりの日本食。。。たまりません!



午後からは歯医者行ったり、マッサージ行ったり、自転車組み立てたり。
小ちゃい虫歯が見つかりましたが速攻で治せたんで良かった。
海外で歯が痛くなると辛いですからね...。


そういえば久しぶりに車を運転しましたが、意外にも運転を身体は覚えており大丈夫な感じでした。僕は去年の秋に合宿免許で16日間で一気に免許取ったので、すぐに運転忘れそうで不安だったんです(汗)来週の全日本選手権には伊豆まで一人で運転して行く予定なので練習しとかないと!


そして今朝は時差ぼけで2時に起きてしまい寝付けなくなりラジオ聴いて時間潰してましたが、5時前には空が明るくなってきた。さすが東の国は日が昇るのが早い!!(笑)
部屋にいても退屈なので朝のお散歩に行ってきました。

なんせ今の僕は自販機とかみるだけでテンション上がるんで、コンビニなんか入ったらニヤニヤ笑いを止めるのが大変でした。ほんとオアシスですね(笑)
店員さん親切だし。立ち読みできるし(活字が嬉しい)
最近流行っていると聞いていたセブンイレブンのアイスコーヒー、美味かった!


母校の小学校。僕が5年生の時に建て替わったので、まだまだキレイです。
野洲っ子も健在でしょう(笑)


てな感じで野洲の町のパトロール(行動は完全に不審者ww)から始まった本日。
今日も楽しい一日になりそうだ!


下に先週のアンドラでのWCプレ大会のレースレポートの載せたので、
引き続きお暇な方は読んで下さいね^^


COPA CATALANA INTERNACIONAL:レースレポート


大会名:   COPA CATALANA INTERNACIONAL
開催日:   2013/7/6
開催場所:  アンドラ・Vallnord
カテゴリー: アンダー23(エリートと混走)
リザルト:     3位(エリート混合では11位)
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

全日本選手権まで残り2週間となり、自分の限界を超えるような追い込んだトレーニングが必要とされる時期。全日本前、最後となるレースに参戦してきた。

ここアンドラに来た理由は2つある。ひとつは今月末に開催されるWC第4戦と同じ会場、同じコースで行なわれるレースに参戦することで、WCに向けたコースの雰囲気を掴んでおくこと。
そしてもう一つ、標高の高いこの場所で合宿トレーニングを行なうことで、全日本選手権に向けて身体を疲労させることである。レースよりも合宿でのトレーニングを第一目的に来たので、特にレースに向けたテーパリング(調整練習)をすることはなく、連日集中して追い込んだ練習に取り組んだ。頂上は標高2300mほどもある山が多く、この一週間での獲得標高はかなりのものになったと思う。充実した合宿を行なうことが出来た。

レース当日、土曜日はまだ身体が重く疲労が残っているのを感じた。しかし今日はリザルトを残すことよりも、合宿の締めとしてしっかりと追い込み切ってゴールすることが出来ればそれで良い。いつもより念入りにウォーミングアップをして身体をほぐしておいた。

UCIカテゴリーのレースではないので、ポイント順によるスタートコールは無く、スタート位置は4列目程になってしまった。スタート直後からもの凄い砂煙が起きて全く前が見えない。ゲレンデの登りに入ったところで、前には沢山の選手が走っているのを確認出来た。シングルトラックに入るまでに出来る限り順位を上げておきたい。意外にも脚の調子は悪くなく、順調に順位を上げて行くことが出来た。2周目に入る時点でまだ先頭集団が見える位置につけることができている。標高が高いためか、いつも以上に呼吸が荒くなっているが、落ち着いてレースを進めて行く。3周目に入る時にはトップ10の位置まで上がってくることができた。しかし、ここから一気に苦しくなっている。特に斜度のキツい登りで周りの選手のパワーに対応できなくなってきた。それでも試走を繰り返したテクニカルセクションでは最速ラインで攻めることが出来ていたので、大きく順位を落とすことはなく、順位をキープする耐える走りが続く。常に数人のパックで走っているので、練習では味わえない負担と緊張感を感じていた。やはりレースは最高に楽しい。そして苦しい。。。
そして最終周回。中盤からずっと競い合っている選手と2人のパックで入る。この選手は同じアンダー23カテゴリーの選手なので、なんとか競り勝ちたかったがコース上の一番キツい登りで千切れてしまった。最後まで追い込みきったが届かず。11位でゴールとなった。

苦しさのわりには平均心拍数は普段のレースに比べるとおよそ10拍ほども低く、決して万全のコンディションで臨んだレースではなかったが、悪くない感触で終えることができた。特に試走を重ねたテクニカルセクションでは他の選手よりも走れている感覚があり、WCに向けてという意味でも、このレースに出場できたことは非常に価値があることだと思う。今回は苦しまされた登りも、このレースで登り坂の「斜度と時間」が確認できたことで次からは具体的にこのコースに対応したトレーニングを行なうことができる。

そして全日本選手権に向けた準備もとても順調に進んでいる。後は日本でしっかりと身体を回復させたあと、もう一度刺激を入れる練習を行なって万全の体調に仕上げたいと思う。

全日本選手権では今年がU23クラス初挑戦。目標はもちろん優勝することです。
今月末のアンドラでのワールドカップは日本チャンピオンジャージで走りたいと思っています。
全日本選手権での応援とサポートの程、宜しくお願い致します。

 
BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

使用機材
バイク        ANCHOR プロトタイプ

コンポーネンツ   SHIMANO XTR
ホイール      SHIMANO XTR
ハンドル            SHIMANO PRO シマノプロ
ステム                SHIMANO PRO シマノプロ
シートポスト       SHIMANO PRO シマノプロ
シューズ         SHIMANO SH-M315E

フォーク      SR SUNTOUR AXON 100mm(サンツアー)

ヘルメット               KABUTOOGK)レジモス スペシャル・チームカラー
グローブ       KABUTOOGKPRG-1

ウエア         Wave One

サングラス             OAKLEY Radarlock

サプリメント     SAVAS(株式会社明治)
                  ピット イン リキッド・ SAVASスポーツウォーター・パワーアミノ2500。